受験、就活、昇進という種目をこなしていく総合競技、それが現代社会です。 

学歴・年収・家柄・外見によりヒエラルキーの位置が決まり、それはその競争を有利に進めるための手段となる。

 

「人生は楽だ。」 ずっとそう思ってきた。

 大企業のサラリーマンは、与えられた仕事をこなしてればいいだけ。 ちょっと情報に強ければ、いかにサボるかのすべを得て、いくらでも休める。 人よりも楽に仕事ができる。

 

私は、「楽勝だ」と思いながら生きる人生が嫌だった。

理不尽な社会のルールに抵抗することなく、「勝ちゲー」だと思いながら温室の中でぬくぬくと過ごすのはつまらないと、そうやってこの短い一生を終えるには、もったいないと思った。

 

分かってるよ。

サラリーマンやってる人たちだって、社会を真っ当に納得してるわけじゃないって。 

そりゃみんな、この社会のあり方に少しくらいは疑問を持ってるんだと思う。

それでも仕方なく生きてるんだよ。受け入れるほかないからさ。

 

だから、理不尽を受け入れようとしない私はただの子供、この社会で生きることに折り合いをつけられないでいる。

そして、どこかで自分は特別だと思いたいただのナルシスト。分かってる。

 

 

私は、歴史が好きだし、人類が歩んできた道には意味があると思っていて、過去の偉人たちに影響を受けてきたからこそ、私もなんらかの影響を与えたいと思う。

私の人生が他者にとって、(もっというと人類にとって、)意味のあることにしたいのだと思う。

(こうやってふわふわと自分の意思を語ることは得意なのだが、具体的に進めるとなるとなぁ。私ってダメだなぁ。)

 

 

キーワードは文化だと思う。 

文化的消費/体験を通して、周りの人々が大事な価値観を形成していくこと。

 

私自身が物作りのプレーヤーになるというより、いいものが売れる仕組みを作ったり、体験の場作りをしたり、そういうところだな。 

(今もアート販売のネットショップ作ってはいるものの、まぁ売れないんだよね。)

 

 

先日、ベンチャー企業の代表とお話しする機会があった。 

人と比べた時に自分は何が得意なのか語ってくれた。

 

抽象的な話を具体化したり、ふわっと作った大枠イメージを現実にグッと押し込んで進めることが得意と言っていた。 

だからこそ、起業家としてサービスを作れるんだろうな。

その意味では、私はふわっとものを言い続けてる方が得意なのかもしれない。そう思いたい。笑

 

さらに、その彼はストレングスファインダーという性格診断ツールをやると必ず「戦略性」が一番に出てくるらしい。 

戦略性が強く現れているエピソードとして、彼は、人生のあらゆる判断の局面で自然と「最悪なパターン」を考えていると言っていた。

私には、その思考はないなぁ。 

どちらかというと行き当たりばったりその時の感情に身を委ねることが多いよね。

 

てか、なんで私コンサルなんてやってたんだろ。

プランBさえ考えられない人なんて、コンサル向いてないよな。笑