非永住者というステイタス イギリス
日本国内に住んでいる日本人は日本国内だけでなく世界中の所得に対して税務署に申告して税金を払う必要がある。
非居住者となって日本に住んでいない場合は、日本国内で得られる所得だけ申告して税金を払えばよい。
この理屈は外国人でも同じである。
日本に永住権やVISAをとって居住している外国人は理屈上全世界の所得を日本政府に申告して税金を払う必要がある。
ただし2重課税にはならない。例えば日本に居住するアメリカ人はアメリカでの不動産所得をまずアメリカ政府に申告し、日本でも税額を計算しもし日本で払うべき税金が多い場合は、その差額だけを払えばよい。
イギリスには非永住者という仕組みがある。
この立場になるとイギリスに住みながら、イギリス国外で得た所得に対しては税金を払う必要はない。
自国で得た所得以外に対して課税できるのかできないのかという線引きは多くの国では実態としてははっきりしていない。
この仕組みと制度のスキマを使ってアラブの王族などはイギリスで快適な生活を送りながら、イギリス政府にごくわずかな税金を払うだけで母国での収入に対してまったく税金を払っていない人が多くいるそうだ。
ちなみイギリス人でありながら、この非永住者という立場になることもできる。
基本的にイギリスに住みながら、イギリス国外での所得に対して税金をはらっていないイギリス人も多数存在する。
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