世界でもっと税金の高い国
世界でもっと税金が高い国はデンマーク(2012年のOECDの統計) 47.2%。
その他の負担も含めれば収入の6割近く負担している。
フィンランド スウエーデン ノルウエーなどの北欧諸国もそれに近い。
同じOECDの統計によれば日本は29.5%である。OECD加盟国34か国中25位
相対的に個人所得に対する低い税負担が「のびしろ」があるとみなされて膨大な政府債務があるにも関わらず、国債価格が暴落しない1つの理由になっている。
一方で北欧には生産性の高い国でもある。
重い税負担と高い生産性をいかに両立していくのか。
理由はだいたい3つに集約できる。
その1
脱税ができない。
誰もが所得に応じて平等な税負担をしている。
納税者番号 金融取引情報の国への提供も徹底している。
北欧人のタックスヘイブン利用なんて聞いたこともない。
税金とは少し違うが、罰金なども所得に応じて設定されている。
1枚の交通違反の切符に対してある企業の幹部は数百万円の負担を求められることもある。
その2
課税ベースの広さ
租税回避的行動を抑制して資源の配分の歪みを小さくする。
その3
労働促進的な公共サービス
教育、育児、介護にはお金がほとんどかからない。
一度タイのツアーで出会ったスウエーデン人の老カップルがいっていた
「私たちはさほどお金持ちというわけではないけれど、 病気になっても介護になっても人間らしい生活はできる。だから今あるお金は基本的には使いきってもまったく問題ない」
おそらく数千万円の預金を残して亡くなるなんてことは彼らの国の常識ではありえないのだろう。
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