なぜ海外に銀行を作ることが難しくなったのか NO1
個人も法人も日本人が海外に銀行口座を作るのは難しくなっている。
この動きはまずアメリカから始まった
アメリカが海外送金や海外の資産の動きを監視するようになったきっかけは2つ。
その1
2001年9月11日の同時多発テロ。
ここからアメリカは自国を経由しないものも含めて多額のドル送金に神経と尖らせた。
法人を使った事実上の架空口座もここまではあまり厳しくはとがめられなかった。
あまり知られていないが、2005年までアメリカの金融機関は海外の犯罪で生み出された
利益でもそのお金の受け入れを拒むことはなかった。
例えばコロンビアマフィアの利益であってもその取引が米国外で行われれば、資金の受け入れをしていた。
その2
2008年9月15日の リーマンショク
オフショアにいったん流れた大量の資金(米国人のものであれ、米国人以外のものであれ)は住宅バブルに沸いていたアメリカに大量に投資された。
オフショアへの締め付けが厳しくなりだしたところで、その資金の流れが一気にとまり
バブル崩壊の引き金を引いたという意見もある。
アメリカの多国籍企業はごくわずかしかアメリカ政府に税金を払っていない。
GE アップル グーグル フェイスブックなど。
オランダやアイルランドなどの仕組みを重ね合わせて実質10%よりはるかに低い税率しかはらっていない。
これは年収500万円の日本人サラリーマンより少ないといってもいいだろう。
これは今のところ合法的な仕組み。
オバマ政権になってさすがこれは何とかしないといかんという風潮にはなっている。
巨大多国籍企業は大きな力を持つアメリカでどれほどの規制ができるかはなんともいえないが。
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