キロ28&キロハ28 最後の急行気動車のグリーン車 | みぃちゃんず(鉄道部)

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ちょっと昔~現代の鉄道事情を実車や模型などを交えて。

土曜日から夏休みとなっている方も多いのではないでしょうか。

ちなみに私はカレンダー通りのお休みとなっています。

まとまった夏休みを希望します(´;ω;`)

 

さて昨日に引き続き、キハ58系のグリーン車キロ28のお話です。

TOMIXで製品化されているキロ28 6000番台です。

#92202 JRキハ58系ディーゼルカー(たかやま)セット

 

奇抜な塗装はJR西日本の急行たかやま用のリニューアル車です。

元はキロ28の2500番台(2510)でした。

2両登場していますが、もう一両は2100番台の改造車で外観が違います。

6000番台は外見的には改造前と変わってないので面白味はありませんが。

 

ジャンク品で安く入手できました。(この時はまだ改良品発売前)

このカラーリングは人気が無かったのか?たまにジャンクで出てました。

車番が片面しか印字していないのはジャンクなので。

 

シートの色は微妙に変わっていたりしますが、パーツは普通のキロ28と同じものです。

急行たかやまは、後に特急に格上げ(特急ひだ)されてキハ85系で運転されるようになりキハ58系は引退しています。

キハ58系400番台のカラバリ展開では無理があったようでツッコミどころ満載で改良品では修正されているようですが、細かいところを気にしなければ充分楽しめる存在ではありました。

個人的には長い時間掛けてジャンク品で急行たかやま4両が揃って喜んだところで、改良品の発表がありガッカリしたという代物です。

 

そしてJR西日本からもう一両。

こちらはキロ28ではなく、半室グリーン車のキロハ28です。

#92292 JRキハ58系ディーゼルカー(砂丘)セット

 

キロ28 2500番台の改造で4両が登場しています。

こちらは外見もちょっと手を加えられています。

 

アイボリーにブルーとパープルのラインのデザインはたかやまよりはイケてます。

 

SAKYUのロゴは印刷済みです。

形式番号は車体中央からドア付近に移されています。(しかも国鉄書体です)

0番台は国鉄時代に四国で既に登場していた(0番台改造)ので2500番台改造車は100番台となっています。

 

トイレタンクは真空式のものが設置されています。

(このパーツが別売してくれないかなー)

 

そしてグリーン室と普通室の境目には仕切りが設けられた関係で窓が一部埋められています。

少し埋められた側は窓の形状が違うので分かりますが、この部分は固定窓化されています。

写真の左側がグリーン室です。

 

そして室内です。グレーのほうがグリーン室です。

普通座席のほうは新幹線の廃車発生品の座席だそうです。

模型だと色違いの同じシートに見えますが、グリーン室のほうがいい座席です。

 

 

キロ28 6000番台は最後のキロ28となり「たかやま」の廃止まで走り続けました。一方、キロハ28 100番台は「砂丘」廃止後は岡山~津山間の「つやま」として最後の気動車急行グリーン車となり、キハ48に交代するまで活躍しました。

 

西日本以外のJR各社は比較的早い時期にキロ28は廃車になるか普通車に格下げ(四国・九州)となり姿を消しました。