JR西日本では中間車に運転台を取り付けて先頭車、みたいなことをよくやってるわけですが。
JR北海道にも居ましたよ、中間のオハネ14に無理くり車掌室を取り付けた平面緩急車が。
それがオハネフ24 500番台です。
模型はTOMIXの#98657(北斗星3,4号増結セット)に含まれるものです。
細かいことを言えばJRマークが無いのでオハネフ24 502になります。
#98656(基本セット)にはJRマーク付きの501が入っています。
廊下側です。デッキの内側に車掌室があります。
客用ドアを移設して車掌室を端に持ってくるような大掛かりな改造はせず。
寝台を1区画つぶして車掌室を設置しています。
寝台側です。寝台梯子も再現されています。
編成中間に入れてしまえば俄にオハネフだとわからない外観。
デッキ寄りの小窓が車掌室です。
タネ車のオハネ14 500番台の面影があります。
特徴的な平面顔を。
ちゃんと「北斗星」のテールマークも付いていますし、片側だけ後方監視窓も付いています。勿論テールライトも。
金帯も回り込んでいますし、編成端にはもってこい?
マヌケな顔に見えますけど最後尾に繋がれてる写真を見たことがあります。
トイレ側の妻板にもやや車体真ん中寄りにテールライトが付いています。
さすがに模型では一体成型のダミーですが、実車でこっちを最後尾にして走ったことがあったのなら見てみたいですね。
こっち側の実車の写真は見たことがありません。
非常口は綺麗に埋められていますが、非常口のあった窓の上に水切りだけが残っている不思議。
出自がオハネ14なので、車端のつかみ棒が角にあります。
小窓のところが車掌室です。車掌室は窓が開きますね。
ドアは北海道らしく引き戸です。
ちなみにオハネ25は扉はHゴムではありません。
同じく車掌室(逆サイド)
台車はTR217のブレーキシリンダー付きのTR217Fは110km/h対応です。
ちなみにノーマルのTR217台車(オロネ14 300)
ブレーキシリンダーはありません。
クーラーはAU76からAU76Bに交換されています。
車内はこんな感じで再現されています。
2段寝台はベージュ色で、梯子パーツが付いています。
でも、車掌室が端っこにあるのは・・・
手を抜いたなTOMIX!気になれば自分で仕切りを削ればいいだけですが。
上段ベッドは底が抜けてて寝れません( ゚Д゚)
模型の構造上仕方ありませんね、室内灯の明かりが下まで通らないので。
テールライトの基盤は入っていません。
中間にしか連結しないから要らないですけどね。
編成端で使ってみたかったら基盤を取り付ければいいです。
床下は特に見るべきところはなく、TNカプラー対応にはなっていますが。
オハネフ24 0番台と同じパーツのようで折妻に対応しています。
できるだけ少ない工数でオハネをオハネフに改造したオハネフ24 500番台でした。
国鉄時代ならオハネフ24の車掌室のブロックをくっつけるところでしょうか。
元々JR北海道には24系24型はいなかったので14系を改造して24系としています。
北斗星の車両は改造車ばかりで同一形式でもほぼ同じ形態がないというカオスな状態で奥が深すぎます。
この細かい仕様の違いについて行き製品化するTOMIXもすごいなと思いますが、TOMIXの北斗星だけで今まで何種類発売してるか分からんぐらい。
KATOも最近は細かく作り分けてはいますが、TOMIXほどのバリ展はしてなくて。
(KATOは20系で全形式制覇を狙っているかもです)
北斗星のモデル化はそれだけネタが豊富ということですね。
でも、そろそろスシ24は今時のフォーマットにモデルチェンジしてほしいなと思います。
唯一485系初期生産の金型のモデルなので古さを感じますが、頑なにリニューアルを拒んでいる気がします。