郵便荷物合造車のスユニ61です。
製品はKATOの500番台で、急行「大雪」セットから。
いつものようにASSYパーツからの組立品です。
北海道用の500番台のほうが面白そうなので、500番台で行きます。
如何にも旧型客車って感じの顔がいいですよね。
後方監視窓が片側に付いています。
それと頭に載ってるT型のお風呂の煙突みたいなストーブの煙突が北海道用500番台の特徴です。
反対側は窓もなくて地味な感じです。
左半分が郵便室、右半分が荷物室となっています。
反対サイドから。白い窓はトイレです。
横からみたら煙突が二か所。車掌室と郵便室(区分室)にストーブがあったんですね。
本州型ではベンチレータが付いていた場所に煙突があります。
煙突のあるのが500番台。ないのが0番台。
なので、煙突をベンチレータに変えれば外見は0番台になります。
郵便区分室には窓はなくて、暗くて作業環境悪かったと思われます。(密室でストーブ炊いて大丈夫だったのか?)
夏はサウナ状態でしょうかね?
台車は乗り心地の良くない板バネのTR11です。
そう言えば郵便料金も値上げするらしいですね。扱い量もこのころに比べるとかなり減っているとか。
かと言って後で登場した近代的なスユニ50はと言うと、こちらもTR47でちょっと新しいぐらい。
TR11よりは乗り心地は改善されたのでしょうけれど板バネです。
折角なんで、スユニ61とスユニ50を比べてみよう。
スユニ50になって郵便区分室に明り取り窓が車体上部に付きました。
室内も蛍光灯になって明るくなったんじゃないですかね。
一部違いますが、ドア位置と窓の配列がそっくりです。
同じフォーマットで作られていたんですね。そこから近代化されたみたいな。
ならば車内は?ということで開けてみました。
手前がスユニ50で奥がスユニ61です。
模型的には細かく再現されているわけではないんですが、内部のスペース分けは同じだったようで。(ストーブは再現されていません)
さすがに屋根は違いますね。
スユニ61もスユニ50も改造車仲間。
旧客の普通列車には大抵スユニがぶら下がっていましたが一気にスユニ50に置き換わったのでなく、過渡的に両方が見れる時期がありました。
もっと輸送量が多いところはスユニでなく、オユ+マニなど専用車が使われていたようです。
またもっと輸送量が小さい線区では、オハユニ61などのオールインワン車が使われていたようです。
そういう意味ではちょうどいいぐらいの輸送量の線区にはスユニは使い勝手が良かったんでしょうね。
北海道から九州まで地方線区に行けば何処でも走っていたイメージがあります。
色んな機関車・客車と組み合わせて楽しめるスユニ61です。