KATOから夜行鈍行列車「山陰」のセットが発売されましたね。
客車だけの9両セットで税込み25,300円ですから結構なお値段になります。
初代のスハ43系が1両1,200円(消費税など無かった時代)だったので、10両買っても12,000円だった時代からすると・・・
今とはクオリティも違いますし物価も上がっていますのでこういう値段になるでしょうけれど。
「山陰」のレビュー記事を載せてらっしゃる方も多数いらっしゃるようですが、我が家では予算が確保できなかったのと、家にある客車でそれらしく(なんちゃって)編成できるので見送りとしました。
欲しいセットものを全て買ってると破産するので、どうしても欲しいか必要か見極めつつ揃えていくことにしています。
とかぼやいても仕方ないので、本題に入って行こうかと思います。
9両のうち、特徴的なオハフ45だけをASSYパーツで確保することにしました。
・オハフ45 2109 ボディ 1,760円
・オハフ46 床下セット 990円
・スハ43台車TR47(アーノルド) 495円
合計で、3,245円となりました。車両セットで買ったほうが単価ではお得なんですがね。
オハフ45 100番台はこのセットの目玉で、オハ46からの改造車で通常のオハフ45と外観が違います。
デッキの内側、客窓の1区画を潰して車掌室に改造しています。
床下は「オハフ46床下セット」となっていますが、これで正しいです。
オハフ46はオハ47に車掌室を取り付けた形式なので、オハフ45 100番台と外観は近似です。
組立てしまうと分かりにくいですが、車内の仕切りもちゃんとドア表現がされています。
貫通扉のない編成端ってこともあるのでしょうか、よくできています。
スハ43台車TR47は両側アーノルドカプラーですが、セットに入っているのは片側はジャンパ管付きのKATOカプラーになっています。
機関車側はジャンパ管なしでいいんですが、細かいことはまあいいや。
カプラーは我が家標準のKATOカプラーに交換します。
いつものように嵌め込みとネジ止めだけで完成です。
半完成状態のパーツなので簡単です。
改造された車掌室部。元はボックス席があった部分です。
外板の継当て部分も再現されています。
乗降ドアはHゴム化されています。
所属は「米イモ」で出雲市の車両です。
逆サイドも同じような車掌室側。積空標記もちゃんと入っています。
洗面所の窓サッシが特徴的です。
えーとこっちがトイレだったっけ。ん?どっちだっけ。
「出雲市行」のサボは印刷済み。特定列車の再現なので良き。
車番はオハフ45 2109です。100番台の電機暖房搭載車です。
こっちが編成の内側にくるほうですね。
テールライトは車体と一体成型です。
点灯しなくてもいいのでレンズだけでも入っていればもう少し実感的なんですが編成端にこないのでまあいいか。
そしてこちらが編成端にくるほうで、テールライトが点灯します。
検査標記もキマっています。出雲市だけに後藤工場ですね。
スハ43系の軽量化バージョンなので妻面のキャンバス押さえはありません。
オハフ45 2109の両側面。
改造前のオハ46。
急行「津軽」セットからオハ46 2032
遠目にみたら違いが判らないかも。
そして改造車でない正規のオハフ45。
スハフ42の軽量化バージョンで車掌室が乗降デッキ外側にあります。
急行「きそ」セットからオハフ45 2013
ついでにオハフ45 100番台にそっくりなオハフ46。
これも急行「きそ」からオハフ46 2026
台車の違いが目に付くぐらいで(こちらはTR23)
整理すると、
・オリジナルのスハ43
・スハ43の軽量版=オハ46 ⇒ 車掌室設置 ⇒ オハフ45 100
・スハ43 ⇒ 台車交換 ⇒ オハ47 ⇒ 車掌室設置 ⇒ オハフ46
・オリジナルのスハフ42
・スハフ42の軽量版=オハフ45 0
など、47の改造車が46になったり、その逆もあったりでややこしい。
当時の国鉄がいきありばったりに形式番号を付与したかどうかは知りませんが。
ややこしいのでこのへんにします。
(間違いあればご指摘下さい)
しかしまあKATOさんもスハ43系でこれだけの種類を模型化したもんだ。
その戦略にまんまと嵌まって買ってしまっている自分が居ますけど。
旧客は拘りだすと沼が深いのでそこそこにしないとです。
山陰の話がどこかへ行ってしまいました・・・
それはまたの機会に。