みんな大好き郵便荷物合造車!
KATOの新製品のスユニ50です。
夜行列車「山陰」のバリエーション展開用として単品で発売されたものです。
スユニ61と差し替えて楽しんでねってことで。
以前は急行利尻のセットに含まれていたのですが、単品としては今回初の製品化です。
利尻セットは北海道用の500番台でしたが、今回は本州以南用の2000番台(正しくは0番台で電気暖房を設置して2000番台)です。
製品化を待ってた人も多かったんじゃないかと思います。
こちら側はテールライトが点灯します、ON/OFFスイッチも付いています。
検査標記も印刷済みです。
今は亡き高砂工場で検査を受けた証です。
カプラーは台車マウントのアーノルドカプラーです。
反対側のテールライトは安定の?車体側モールドです。
ここをレンズにしたらどのくらいコストが上がるのでしょうか。
気に入らなければ自分で何とかすればいいんですが。
向かって左側が郵便室です。
明り取り窓があるところが区分室ですね。
実は郵便室のほうがスペースが広いです。
裏返して、向かって右側が郵便室です。
車番はスユニ50 2014です。所属は大ミハです。
では、先に発売されていた急行利尻セットのスユニ50はどうだったかと比較してみたくなります。
利尻セット発売時にASSYパーツを買って組み立てたものです。
カプラーが車体マウントになっています。
この連結器、編成中間に連結する用の小型のナックルカプラーですが、本来は反対側に付いていたものを逆にこちら側に付けています。
このカプラーで連結できる相手がいないので。
検査標記は北海道らしく五稜郭車両センターになっています。
気になるところでは自重が31.4tです。(2000番台は31.5t)
反対側は他の客車と連結できるように車体マウントのKATOナックルカプラーです。
テールライトは同じですね。
パッと見は2000番台と変わらない・・・
車番はスユニ50 502、所属は札サウです。
2000番台は大ミハ。サボは入っていません。
500番台は札サウ。札郵1のサボ付き(印刷済み)です。
屋根は全く同じですねえ。
床下も同じパーツですねえ。(実車が全く同じかどうかは分かりません)
なので、2000番台も車体マウントのナックルカプラーは取り付け可能なようです。
大きな違いは、台車に付いてる車軸発電機ですね。
こちらは500番台で、歯車式の車軸発電機です。
北海道の旧型客車はこのタイプが多かったようです。
2000番台は車軸と発電機をベルトで結んでいます。
12系とか50系とかに付いてるのと同じものですかね。
スユニ50はスユニ60系の後継として山陰本線や、紀勢本線、四国などでも普通列車に連結されて活躍しました。
1973年から1978にかけて80両が登場するも、1986年の郵便荷物輸送の終了とともに殆どが廃車となりました。
台車と連結器以外は全て新製されたのに旧型客車の改造車名義なのは会計処理の問題ですかね。
わが家では末期の紀勢本線の客車列車を再現したいなと思います。
<余談>
先に買っていたスユニ50 500番台ですが、カプラーが片側ナックルだったので、台車ごと代えてしまえということで、今回2000番台の発売に併せて発売されたTR47のASSYパーツを買ってきました。
よく考えないで買って失敗しました。
先ほどの車軸発電機のパーツが違うので500番台には使えない・・・
車体マウントのナックルカプラーを1セット買ったほうがよかったかも。
細かいこと気にしなければ使えるんですけど。
そのうち転用できるのがあるかも知れないので置いておきます。
(ちなみにスハ43系はスナップ台車でないので使えません)