細かい改良を重ねつつ現行品へ。KATOのナハネフ23 | みぃちゃんず(鉄道部)

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ちょっと昔~現代の鉄道事情を実車や模型などを交えて。

20系ブルートレインはKATOの製品としては歴史のある製品です。

初代製品からフルリニューアルを経て現行品に近い形になっていますが、その後も小改良を加えながら現在もバリエーション展開や時々再生産がされている製品です。

なんと言ってもNゲージの世界では未だかつてKATO以外から20系客車が発売されたことがない(TOMIXのカニ25は20系として扱わないとして)珍しく競合製品のない系列です。

代表的な形式だけでなく、ナハフ21やナハネフ20などニッチな形式が製品化されていてほぼ全形式がラインナップされているようです。

 

前置きはこのぐらいにして、ナハネフ23です。

ナハネフ23は「さくら」の編成分割などで使われていましたが、ナハネフ22に代わって最後尾になる機会も多かったようですね。

模型でも中間に連結しておいて、編成分割なんて遊び方も楽しめるよう、テールライトが装備されています。(OFFスイッチ付き)

 

愛嬌のあるお顔です。車端部に車掌室とバックサインを無理やり付けたので( ´∀` )

中間なので敢えてバックサインは空白にしています。

 

素晴らしい出来の製品だと思います。

今以て他社から製品が発売されないのも頷けます。

 

台車はTR55を履いています。

欠点としてはサボが小さすぎてステッカーが貼れないんです。

リアルなサイズなので仕方ないと言えば仕方ないんですけど。

 

リニューアル初期の製品はカプラーもアーノルドでしたが、その後KATOカプラー装備の台車に代わりました。

また車端部の床下機器も別売パーツが発売されたので、それを取り付けよりリアルになりました。(台車と一緒に床下機器が首を振るのは仕方ないんですけれど)

 

台車にパチッと嵌めるだけで床下機器が精密化できるというお手軽さ。車両の取付位置によってA/Bタイプがあります。

とまあ、ここまでは良かったんですけど。まあまあ満足というか。

 

と、そこに登場したのが改良品です。何のセットだったか忘れましたけど。貫通扉が実車どおりに銀色に塗られています。

パッと見はそこだけ?と思われますが、車掌室側のカプラーが車体マウントナックルになっています。

 

貫通扉に色が入るだけで随分印象が変わります。

自分で塗って塗れないものではないのですが、やはり製品のように綺麗には出来ませんし。

(当初は床下だけ買って、貫通扉は自分で塗ろうと思っていた)

 

台車から伸びている不自然なものが無くなりスッキリした車掌室の下。

 

そして車番のサイズもよりリアルな大きさに(上が現行品)

 

バックサイン/テールライトもLED化で随分コンパクトになりました。奥が現行品です。

 

遮光ケースが小さくなり、車掌室も再現されました。

車掌さんの椅子は後ろ向きだったわけですね、酔いそう・・・

電話の受話器も再現されています、細かい。

 

車体マウントカプラーになったはいいんですけど、車端パーツのジャンパ栓とかが立体感に乏しくちょっと残念なところです。

KATOさんの技術ならもうちょっといいものが出来ると思うんですけどね。

 

連結面のバージョンアップだけのつもりが結局車体も購入することになり、丸々1両をASSYパーツで組み立てることに。

ナハネフ23は2両も要らねえなーと思いつつ、旧製品は中間車で使うってことで一応残しています。

 

結果的に1両増備となってしまったナハネフ23でした。