北宇智駅はJR和歌山線の駅で、奈良県南部に位置し五条駅の隣の駅です。
かつては大阪近郊で唯一のスイッチバック駅でしたが、現在はスイッチバックは廃止され、棒線化されています。
スイッチバック時代は多くの人が撮影に訪れていたようですが、今は撮影に訪れる人もなくひっそりと静かなローカル駅になっています。
登山口なので山小屋ふうのデザインの駅舎です。
よくある食券型の切符販売機と、ICOCAの改札機(入場用)です。
JR西日本の無人駅の必須アイテムですね。
最近はインフォメーション用の液晶ディスプレイも付いています。
これは昔の無人駅には無かったアイテムで、運行情報が無人駅でも確認できるようになったのはIT化の賜物ですね。
ICOCAの横には有人駅とつながるインターホンも設置されています。
こうなるとますます有人駅である必然性は下がる訳で。
勿論、安全性や案内などの問題もありますので有人駅で有ってほしいとは思うところですが。
登山届BOXは金剛山に登山する人向けですかね。(山に関しては素人なのでよくわかっていません)
各方面とも1時間に1本程度、ラッシュ時は2~3本ぐらいの運転です。
始発だけが王寺からJR難波へ直通する区間快速、奈良行きもわずかながら運転されています。
和歌山線の王寺~五条間は駅でICOCAをタッチしてねと。
車載のICOCAは和歌山~五条間で使用しますとのこと。
こう見えて乗降客の多い区間なので、車内でタッチしてたら停車時間が長くなりますよね。
なので、ワンマン運転ですが、王寺~五条間は全扉開きます。
周辺マップって広域過ぎるやろー!五条まで載ってるし。
こっちはトイレです。駅舎と同じ時期に建てられたのか、よく似た造りです。
綺麗に手入れはされているようです。
2両編成の電車はホームの中ほどに停まります。乗車口の案内があります。
鹿の絵=奈良県の構図はここでも(大阪駅の環状線ホームにもある乗車口表示です)
ホームは1面1線で6両編成が停車できる長さです。奥が五条方面です。
駅舎の右奥に向かってかつてのスイッチバックの駅がありました。
なので駅構内は広めのスペースです。
待合室?コーナーですね。カーポートみたいな造りです( ´∀` )
ほんとに雨風凌ぐだけみたいな。ベンチもなく。
ホームからかつてのスイッチバックのホームの存在が確認できます。
2面2線の対向ホームは一部が残ったままでした。架線は撤去されていますが。
スイッチバックの奥が行き止まりです。
多分終点も残ってるんだろうけど辿り着けません。
よく見ると撤去されなかった線路が残っています。
雑草類が年月の経過を物語ります。そんな昔だったっけ?
スイッチバックの廃止が2007年ですからもう15年以上前なのですね。
改札の外からホームづたいに少し歩くと元のスイッチバック駅に行けます。
元々駅舎があった?場所です。ホームはそのまま残っています。
現在は立ち入り禁止になっていて入れません。
ホームの先端から。奥が和歌山方面ですが、20‰の下り坂になっています。
勾配の途中なのでスイッチバック駅になったのでした。
ホームのあるところでも10‰です。
電車は10‰の勾配でも発車できるのでスイッチバックは必要ないと。
ホームの和歌山寄りから奈良方面を見てみます。
ややカーブしていますが、カーブのあたりからスイッチバック駅に入っていったところです。
画面右奥にスイッチバックの突っ込み線がありました。
ホームの奈良寄り先端から。突っ込み線も線路が残っています。
奥に続いているようですが線路を追い掛けることはできなそうです。
(線路敷地内に入ったら線路立ち入りで電車を止めてしまいます)
左の本線は9‰で登っていきます。
駅前の踏切は奥行きがありますがスイッチバック時代の名残でしょうね。
スイッチバック時代は踏切の閉鎖時間も長かったのかも知れませんね。
駅前通りには郵便局があるだけで特に商店などはありません。
登山者向けのマップですかね・・・・・
駅前の民家の壁に貼ってありました。
ちなみに千早赤坂村は大阪府で唯一の村です。
というところで電車が来たようです。電車に乗って吉野口まで戻ります。
和歌山線も227系しか来なくなり寂しくなりました。
王寺方面から電車で来て、次の王寺方面行きが来るまでの30分ぐらいで駅周りをちょっと見学できて時間的には良かったです。
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