南海多奈川線 深日港駅から府道65号線を線路沿いを歩くこと約700m
深日中央の交差点にやってきます。
大昔はロータリーになっていたのですが、今は普通の交差点です。
真っ直ぐ行けば府道752号線で南海本線沿いに和歌山方面、左へ曲がればみさき公園方面です。
いわゆる旧26(旧国道26号線)です。
多奈川側からの撮影です。
この角度だと線路は左側(画面の外)になります。
線路は深日港駅から高度を上げていき、深日町駅は高架駅になっています。
深日町駅の前あたりから元ロータリーの有った交差点を。
多奈川線は旧国道を跨ぐため高架になっています。
ガーダー橋は複線分ありますが線路は単線です。かなり年期が入っていますが、塗替えとか暫くされていないように見えます。
かつては複線だったのでしょう。ホームも残っていますし、ホームへ上がる階段もそのまま残されています。
階段に木が茂って相当な年月このまま放置されていると思われます。
かつては2面2線の対向ホーム。小さい駅が模型のようです。
線路沿いの歩道橋からの撮影です。
みさき公園側の高架は盛り土になっています。
ヴィンテージふうに写真を加工してみました・・・
駅舎の前からの風景です。駅前と言えどバスは勿論、車も入れません。
やっぱり人の気配は少ないです。
写真の奥がみさき公園方面です。
深日町駅舎です。小さな駅です。
3連アーチ型の高架橋が時代を感じさせます。
駅が1944(昭和19年)開業なので、戦時中の建造物ですね。
当時作られた高架橋はアーチ型のものが多かったようです。
余談ですが、北海道にある旧士幌線のタウシュベツは大規模なもので有名です。(1937年建造)
同じく北海道にある戸井線(未成線)の汐首陸橋(1941年建造)もありますが、本州にもアーチ橋は存在します。
深日町駅のアーチ橋はこれらに比べたら規模の小さなものではありますが貴重な遺構なのかも知れませんね。何せ現役のアーチ橋ですから。
建築には詳しくないので興味のある方は詳しくは各自調べてみて下さい。
そのアーチ橋の下は自転車置き場になっていました。
この規模でも満車にはならない程度の駐輪台数です。(もちろん無料)
駅舎をアップで。例によって券売機は1台、自動改札は2台あります。
無人駅なので乗車駅証明書発行機ももちろんあります。
ホームへ上がるにはこの階段しかありません。
駅の規模にしては大きな階段だと思いますが・・・
そんなに乗客も居ないだろうし。
階段を上がってホームに出たところです。奥がみさき公園方面です。
ここから約1kmで南海本線の線路と合流します。
下から見た複線用のガーダー橋を上から見るとこんな感じです。
もう架線柱をあの位置に建ててるので複線は無理ですね。
暫く先まで複線用の路盤は続き、やがて単線の路盤になります。
屋根は2両分ぐらいでしょうか。今は2両編成しか走らないので充分ですが。
かつては急行も6両編成で乗り入れていたのでホーム長は6両分ありますが、2両分の位置で柵が設けられていてホーム先端まで行くことができません。
向かい側のホームは地面に草は生えていますが綺麗な形で残されていますので線路を敷けばホームとして使えなくもなさそうです。
これから複線化はあり得ないでしょうけれど。
ホームが綺麗に残されているのは線路が撤去されているからでしょうね。
電車が走る側だとホームが廃止になると撤去しなくてはならないらしいです。
線路から何センチか以内に構造物があったらダメ、とどこかで見ました。
この駅も木造のホーム上屋です。開業当時のものかどうかはわかりませんが、たぶんそうではないかと思います。
深日町って難読駅なのかも?大阪府民は普通に読めるかもですが。
駅番号がNK41-1で、南海本線の枝番扱いになっています。
深日港駅はNK41-2、多奈川駅はNK41-3です。
多奈川寄りからホーム全景を撮ってみます。(立ち入れる範囲で)
直ぐ後ろは柵があって先端までは行けないので。
多奈川方面からみさき公園行きの電車がやってきました。
車両はおなじみの2200系です。
ミラーは柵の向こうにありますのでこれ以上は近づけません。
案外というか意外というか、自分の他にお客さんが数名の乗客がありました。
周辺は住宅地もあるし、みさき公園駅まで約1.5kmと距離もあるので。
ということで、到着した電車に乗ってみさき公園に向かいました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
南海の駅(6)