代行バス運行中の南海高師浜線(その2) | みぃちゃんず(鉄道部)

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ちょっと昔~現代の鉄道事情を実車や模型などを交えて。

前回の続きです。

高師浜(仮)駅から歩いて高師浜駅にやってきました。

徒歩で約5分ぐらいです。

 

まず、代行バス高師浜駅と本当の高師浜駅との位置関係を確認しておきます。

代行バス駅から山側に200mほど行ったところに本当の高師浜駅があります。

そしてこちらが高師浜駅です。住宅街の中にあり、大型バスが乗り入れるほどのスペースはなさそうです。

なのでわざわざ離れた場所に代行バスの停留所を作ったのでしょう。

もはや廃駅の佇まいで、入口はフェンスで塞がれて立ち入ることができません。

当然今は無人の駅です。

ただ、小さな駅前広場には地域の人が設置したのかささやかなクリスマスツリーが設置されていました。

南海の典型的な駅舎の造りで入口上にステンドグラスが配されています。屋根の形もいい感じです。

フェンスの隙間からカメラを向けてみます。

自動販売機はシャッターの中に、窓口もシャッターで閉じられています。

ホームも含め、全ての灯具類の蛍光灯は取り外されています。破損防止のためかと思われます。

運賃表や時刻表はそのまま残されています。

駅の中は綺麗に掃除がされていてゴミひとつもありません。

駅のアイデンティティである駅名表示は裏返されていて、もはや駅として機能していないことを現しています。

ステンドグラスの図柄は海辺の波打ち際の図でしょうか。当駅は海の近くですからね。

このステンドグラスを見て回るのも南海電鉄の駅の楽しみでもあります。

駅舎の側面も柵がされていて近づくことはできません。

ホームには立ち入れませんので外側から。

線路は高師浜中通りに沿っています。

いちおう高架駅ですが、線路面の高さは3mぐらい?

ホーム長は2両分ぐらいのコンパクトな駅なので、模型で再現してみるのも面白いかもしれませんね。

高師浜中通りに沿って羽衣方面に歩いてみます。

ずっと低い高架で高架下は南海の管理する駐車場になっています。

暫く行くと線路は右にカーブして伽羅橋方面に向かいます。

適当なところで右に曲がって、伽羅橋駅を探します。

線路がカーブしだしたら線路の下を歩くことはできません。

ひとまず堺阪南線に出て暫く歩くと、伽羅橋(南)のバス停があります。

バス停の位置は高師浜線が堺阪南線と交わる部分のやや南です。

堺阪南線の伽羅橋交差点。高架が高師浜線です。

この幹線道路を超えるために高架化されていたようです。

伽羅橋の交差点をさらに北へ進むと、伽羅橋(北)のバス停があります。

そして伽羅橋の駅を探していたのですが、こちらも住宅街の中にありました。

なんと、駅周辺をフェンスで囲われていてこれ以上近づけません。

多分高架下にあったであろうお店?もシャッターが下りて閉まっています。

改札は高架下にあるようですが、この角度からは見えません。

駅前広場も作業スペースになってしまったんですね。

伽羅橋駅は今回の工事以前から高架駅です。

角度を変えてホームが見える側から見てみます。短いホーム屋根と架線柱が見えますが架線は外されているようです。

非電化ローカル線の駅に見えますね。

屋根は1両分ぐらいしかないようです。中央が伽羅橋駅の改札口です。

年末で休業中なのか作業をしている人の姿も見えません。

伽羅橋駅前を離れて羽衣駅に向けて歩きます。高架下には住宅がありますので線路に沿って歩くことはできません。

この辺りから地上にあった羽衣駅に向けて高度を下げていきます。

今回の工事で逆に南海本線に合わせて高架の高度を上げて行かなければならないので、いったん元の地上の線路を撤去して、その線路跡に新しい高架を作るという手順になっています。

ここまでの高架は出来上がっていますが、この先で高架は途切れていて現在は建築途中のようです。

ちょっとここから近づいてみるのは難しいようです。

周囲は閑静な住宅街で作業スペースに余裕はなさそう。

この少し先で南海本線に併走するようになり羽衣駅に進入します。

一旦高師浜線の線路沿いから離れて羽衣駅を目指します。

羽衣駅の南端あたりです。高架は南海本線と高師浜線が並走している部分で、この辺りの高架は出来上がっています。

丁度2階の縦長の窓が並んでいる部分が高師浜線ホームになっています。

その下の鉄板で囲われている部分が代行バス乗り場になっていますがやはりこちらからは近づけません。

羽衣駅ですが、海側は全て工事フェンス囲まれていて立ち入れません。

まだ駅舎としては半完成ですね、山側はオープンしています。

もう少し北側から羽衣駅を見てみます。工事中のエリアは地上の羽衣駅があったところあたりで線路などの設備は既に撤去が完了しています。

そして南海本線の踏切があった場所。奥にJR東羽衣駅が見えます。

昔はラッシュ時にここの踏切で引っ掛かると結構ストレスでしたね。

現在は踏切渋滞は解消されているらしいです。

 

ということで、2回に分けて高師浜線の現況を見てみました。

あと2年ほどで高架が完成すれば代行バスの運行も終了しいk全のように高師浜まで電車で行けるようになります。

高架が完成したら乗ってみたいと思います。

下町の単線を短い電車が走るのも模型っぽくていいかもですね。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

羽衣駅3番乗り場 高師浜行き電車 2007年4月

羽衣駅高架工事が始まった頃。

 

<おまけ>

和歌山港線も高師浜線と同じ2200系が走ります。(和歌山市駅)