KATO EF64 0番台 現行品 vs 旧製品 | みぃちゃんず(鉄道部)

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ちょっと昔~現代の鉄道事情を実車や模型などを交えて。

KATO EF64 0番台一般色前期型(品番3041)

前面手すりが一体化の旧製品です。

パンタグラフは好みでPS22に取り換えています。

実車(29号機)がPS22を装備していたかどうかは未確認です。

やっぱり手すりも一体で古さを感じますので車体だけでも手すり別付けのものに交換したいなと考えていました。

製品名も「前期型」となっていて、ナンバープレートも(29,31,34,38)が付属しています。

大きな括りでは「前期型」ですが、ナンバーでいうと、3次型(29)4次型(31,34)5次型(38)と比較的アバウトな設定になっています。(気になる人は手を加えればいいんですけど)

ということで、最新の製品は手すりの別体化のほか、いろいろと改良されています。

前面でも手すりと解放てこの有無、テールライトの大きさもやや小さく、スカートも新しいパーツになり、車高も若干下がっています。

左(3041:一般色前期型)、右(3091-1)

側面から。奥が現行品(3091-1)

※3091-1も好みでPS22に交換しています。製品はPS17です。

(11号機は過去にPS22だった時期があったらしいです)

パンタグラフの取り付け方法が変わっています。

最近の製品はパンタ台に4本脚を差し込むようになっています。

旧製品は、屋根に枕木方向に2本の脚で差し込むタイプです。

左が旧製品(3041)、右が現行品(3091-1)

台車と車体の空間も少なくなり車高が下がってリアルになっています。

現行品は屋上モニターにもガラスが入るようになりました。

またメーカーズプレートも別付けになっています。

全長は同じですが、窓のサイズなど細かいところでリサイズされて小さめになっています。

黒い車輪になり車輪の幅(厚さ)が小さくなり、よりリアルです。

中間台車の取り付け部分も変わっています。

屋上はパンタグラフの取り付け方法が目立った変更点です。

上が旧製品(3041)下が現行品(3091-1)です。

動力周りは全面的に刷新されていて新旧の互換性がありません。

前照灯のLEDも全く違うものですし、現行品は運転台がシースルー化されていますので、運転台パーツはスカート部分と別パーツになっています。

車体を裏返してみたところですが、全く新旧で互換性がありません。

上が旧製品(3041)下が現行品(3091-1)です。

運転台シースルー化で運転台パーツが外れるようになっています。

最後にもう一度、現行品3091-1の写真です。

ナンバープレートは、(5,7,8,11)が付属しています。

旧製品が2006年、現行品が2020年の発売ですので、14年間の進化があったのですね。

2006年の水準でも十分恰好いいのですがね。

 

製品名も「前期型」「後期型」から「一次型」「二次型」となりました。2006年頃はまだ「前期型」「後期型」という括りでも許されていたものが、よりリアルさを追求されるようになったということですね。提供される側も作る側も。

 

<実は・・・の話>

現行品のEF64ですが、製品を買ったものではなく、全部ASSAYパーツで組み立てたもので箱もありませんのでTOMIXのケースに入れています。

発売すぐにAASAYパーツを買い集めて・・・

実は、旧製品の車体だけを取り換えて前面手すり付きにアップデートしてやろうと考えて車体だけを買いました。

がしかし、現行品の車体は、どうやっても旧製品の動力に被せることができず(上の写真のとおり互換性がありません)断念しました。

ということで、仕方なく動力その他のパーツを買い足し、全部ASSAYパーツで1両を組み上げることになりました。

KATOの通販で買ったので、当然定価ですし運送費も掛かり、普通に新車を買うよりも割高になってしまいました。

 

EF64の1000番台では新旧互換があり、辛うじて上手く行ったのですが(多少の加工は必要でしたが)、今回はそうは行きませんでした。

 

フルリニューアルの製品は互換性がないってことを考えておかないとと反省しました。