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音楽好きの備忘録。

音楽ド素人のアルバムレビューブログ。
プログレッシブ・ロックを中心に音楽を聴きます。
紙ジャケットCDが大好物。
ゆる~くやっていきます。

 

 

 

購入後大興奮(笑)で書いた記事、こちらも是非お読み頂ければとおもいますm(__)m

『AirPods Proを使ってみて思うこと』

 

 

AirPods Proが発売されて早2ヶ月が経ちました。

発表当初の熱気は今はもう感じられません(笑)が、未だApple Storeでは「一ヶ月待ち」状態。ずっと品薄。どれだけ人気のイヤホンなのかが分かります。

 

 

購入後ほぼ毎日電車で使っていて、快適な装着感と素晴らしいノイズキャンセリングに「アップル流石だな〜」と思ってました。

が、年末のある日、急に右側だけ音が鳴らなくなりました。

 

システムエラーかと思い一度ケースに収め、リセットボタンを押して再度ペアリングしてみるも、全く改善されず。

家に帰ってからゆっくり症状を確認してみたら、右側だけ充電されない状態になっていました。ケース内に収めて、少しイヤホンをグリグリ動かしてみると給電開始されるので、接触不良だと思うんですが…。

落としたり、水没させたりしたわけではなく、またケース内に異物があり接触が悪くなるような要因も一切なく、接点部にゴミがついてる等の給電不良を引き起こすようなものもない。

何故急に右側だけ音が聞こえなくなったのか…。

ネットを探しても「初期不良」的な事を書いてる記事は見当たらず、自分と同じ症状になってる人もいない。

AppleHPにある「AirPodsのメンテナンス」的なのを実践するも変わりなし。

流石に購入して2ヶ月も経たないうちにお釈迦になっちゃ困るので、Apple Storeに問い合わせ、Genius Barの予約をして修理してきました。

 

 

 

結局、原因わからず。

Genius Barのスタッフの方にソフトウェアの検査、現物の確認をしてもらって、30分ほど色々調べてもらったのですが…わからないそうです。

右側だけ新品と交換し、初期化して接続し直した段階で右側も聞こえるようになりました(新品交換なので当たり前ですが)。修理費は初期不良ということで無料。ここは助かる所です。

何が原因かわからないっていうのがモヤモヤするし、もしまた同じ症状が出た場合の修理費は自腹になりそうでちょっと怖いです。

AppleCareに素直に入っておけばよかった…と後悔。

 

 

 

Apple Storeに行ったついでに、ケースを買ってきました。

Apple Store限定のCatalystのシリコンケース。米軍規格の防水に対応しているらしいです。

意外とAirPodsのケースって傷つきやすく、すぐスレや細かい凹みが出来てしまうんです。これはProに限らず、一世代前のAirPodsにも共通していえます。凝視しなければ気にならない程度ですが、傷つけたくない方は購入と同時にケースを買うことをオススメします。

 

 

 

修理が終わったあとも使っていますが、やはり機能面では「iPhoneで音楽を聴くならこれ一択。」と思えるほど、完成度の高いイヤホンです。

本体から伸びているステムを「つまむ」だけの操作で、再生、停止、曲送り、曲戻し、通話、外音取り込み、ノイズキャンセリング、Siri…の操作を完了できてしまう。装着感もかなり自然で、外音取り込みモードでは「何も付けていないような」感覚になるほど。

 

ネットレビューを観ると「買う必要ない」「言うほど凄くない」「ノイキャンも普通レベル」という方も多いようです。

ただ、ノイキャンは私が体感した中では最も自然に「静寂」を感じられるものであると断言できます。SONYのWF1000XM3がライバル機種として挙げられていますが、あちらのノイキャンは個人的に「そこまで…」って感じです。

ノイキャンって、聴いたことある人ならわかると思いますが、無音状態なのに耳に圧迫感を感じるんです。無音なのに“音圧”を感じるというか…ノイキャンをONにした瞬間に、耳にグッと圧がかかったような感覚になるんです。

AirPods Proはそれがほぼないというか、かなり自然なんです。完璧に音がなくなるというわけではないのですが、相当な精度でノイキャンされているのがわかります。

Appleは数年前にBeatsを買収し、Apple StoreでもBeatsSTUDIOを取り扱うようになったり、BeatsのイヤホンにAirPodsのチップを搭載したりしていました。今回のAirPods Proは、AppleのチップにBeatsのノイキャン技術を盛り込んだ、すごい賢いイヤホンっていう印象が強いです。

 

「音質がひどい。」「3万の価値はない。」

と言われている通り、たしかに音質だけ取り出して考えてみると3万のイヤホンにしては音が薄いです。迫力はあまり感じられません。

ただ、「低域に迫力をもたせる」とか「中域を持ち上げてボーカルの聴こえを良くする」とか、偏ったチューニングをするのはこのイヤホンにはお門違いだと思います。Apple製品は世界中の人が使うものですから、あくまでもニュートラルなチューニングをするのが普通と考えるべきです。

AirPods Proはそう考えると、非常にバランスの取れた音作りをしてるなぁと思います。そこまで音に拘りのない人からすれば、十分すぎるくらいにクリアに聴こえますし、どの帯域も強調されずにフラットに聴こえてきます。カナル型にしては低域が弱い気がしますが、「フラット」な音質ってこういう音なんだと思います。ダイナミック型で音場も程よく感じられます。どんなジャンルの音楽でも卒なくこなす、バランスの良い音だといえます。

 

機能面、音質、そしてデバイスの質。

丸みを帯びた美しいデザイン、手のひらに収まる小ささ、耳につけた時の快適さ。

すべて考慮して「3万の価値はあるか?」と言われたら、私は即答で「ある!」と答えたいです。

 

 

初期不良で同じような症状の方がいたら、是非Genius Barへ行くことをオススメします。

遠方で行くのが難しい方も、AppleのHPから申し込みすれば簡単に修理が行なえます。