AirPods Pro を使ってみて思うこと。 | 音楽好きの備忘録。

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いつもはSE425というイヤホンで音楽を聴いている僕。

もうかれこれ4年程使い倒しているイヤホンで、今なおいい音で音楽を聴けるのはSE425のお陰…。といいたいところですが、一年ほど前にSE535LTDをセールで購入しまして(笑)家でゆっくり音楽を聴く時はSE425、電車や外で使う時はSE535と使い分けしています。

 

先日iPhone11に機種変しまして、それまでiPhone6sを使ってたのでイヤホンジャックから音楽聴けたんですが、11はイヤホンジャックがありません。今までのイヤホンを使うためにBluetoothレシーバーが必要。「いいレシーバーないかなぁ…」と思っていた矢先、【AirPods Pro】が発売されました。

 

 

予約注文して、31の朝に到着。

Apple Storeで買い物したのはじめてですよ〜(*^^*)

 

 

 

これまでのAirPodsも実は持ってたんですが、外の音が丸聞こえで遮音性は皆無に等しく(インナーイヤー型なので仕方なし)、静かなところではまぁまぁ使えるかなと家でたま〜に使うくらいでした。耳につけるだけでiPhoneと接続できるし、タップで操作するのも快適で素晴らしかったんですが…。あまりにも使う機会がなかったので、欲しそうにしていた母に譲渡。(笑) 以降ずっとAirPodsに興味なしでした。

 

 

しかし…今回の【AirPods Pro】はノイズキャンセリング付きのイヤホン。かつ、カナル型。(シリコン製イヤーチップ付き)

それまで僕が毛嫌いしていた要素が全て払拭されている仕様だった上に、ノイズキャンセリングのイヤホンを持っていなかったので気になっていたところでした。でも3万弱は高い…と思いつつ清水の舞台から飛び降りるつもりで購入。

 

 

 

 

結果、ホント心の底から大満足!!

今年買ったものの中で一番の買い物だと思います。

 

 

ノイズキャンセリング、実は「どうなの?」と思っていました。

外のノイズをイヤホンが拾って、逆相の波形をもつ音を作りノイズを打ち消し合うように処理する…。と、すごい事やってんだなぁと感じてはいましたけど、それで音質に影響ないの?ほんとにノイズ消えるの?と、あまりいい印象を持っていませんでした。

でも、AirPods Pro、ほんとにスゴイ。ノイズが消えると言うより、イヤホンを付けた瞬間、無音空間に投げ出された感覚に陥ります。

しかももっとスゴイのが「外音取り込みモード」で、その名の通り外の音が聴こえるモード。「なんでイヤホンしてんのに外の音聴かなきゃだめなのよ笑」とナメてましたが、このモードがスゴかった。イヤホンしていない時と同じように外の音が聴こえるんです…。

 

ノイズキャンセリングモードで音楽を聴くと、外の音はほぼ聴こえなくなります。

外音取り込みモードで音楽を聴くと、普通のAirPodsまたはEarPodsで聴いているように、外の音と一緒に音楽が聴こえます。

カナル型なのに圧迫感を感じない装着感。びっくりするほどフィットするので、外音取り込みモードではイヤホンをしてる感覚がなくなるレベル。「AirPods Pro、もはや耳。」とネットでレビューされているのを見かけましたが、まさにそのとおり。(笑)

 

このノイズキャンセリングと外音取り込みの使いわけ、本体をつまむだけで切り替えが出来る上に、再生/停止/曲送り/通話/…全ての機能をこの「つまむ」操作だけで完了することが出来るんです。なんでこんなに賢いのAirPods Pro。

 

旧型のAirPodsも本体タップで同じ操作ができたんですが、やっぱりノイズキャンセリング系統の機能が追加されたのは凄まじい進化だと思います。しかもサイズ感はほぼ変わらず。重さもそんなに変わってないと思います。

 

 

音質ですが、3万円のイヤホンと考えると今ひとつという感じ。

ただ、このイヤホンは「音楽を聴くもの」というより、iPhoneのお供という感じが強いなぁと思います。普通の有線イヤホンでは考えられないほど高性能で、iPhoneで音楽を聴く時はもうこれじゃなきゃイヤってくらい、iPhoneとの連携が取れています。(Apple純正なので当たり前ですが笑)

その性能で、この音質だったら3万円の価値は余裕であると思います。そもそもコンセプトが違うから有線イヤホンと比べたりする事自体ナンセンスなんですが…よほど音にこだわる人でなければ、AirPods Proの音質は素晴らしいものだといえます。

映画をじっくり見たい、音楽を聴き込みたい時はSEシリーズ。やっぱり有線も捨てがたいです。音質特化で聴きたい時は断然こっち。

さっと取り出して気軽に音楽を聴きたいときはAirPods Pro。外使いで一度無線の快適さを覚えると、有線に戻りにくくなります。(笑)

 

 

 

SHUREのSEシリーズを愛用している僕ですが、AirPods Proのノイズキャンセリングを体験して「やっぱSHUREの遮音性って凄まじいんだな。」と感じました。ノイズキャンセリングに頼らず、イヤホンの形、構造のみであの遮音ができてるのはやっぱりスゴイ。しかも音も最高だし…。

SE425のフラットな音質は聴き疲れしないし、どんなジャンルの音楽でも綺麗に聴けます。

SE535LTDは高域の再現度(シンバルの再現度が特に素晴らしい。ジャズ系で真価を発揮する。)が突出している上に低域も程よく厚みがあり、かつボーカルが埋もれないというハイスペック音質。リスニング特化型とも言えます。

SEシリーズの装着感も感動モノなんですが、ホントにがっつり耳に装着する感じになるし、イヤーピースがムチムチしてる素材(コンプライではない)で完全密閉されるので圧迫感を感じます。慣れますけどね…。

 

 

 

有線、無線。

音質に拘るか、使い勝手を取るか。

っていう使い分けになりそうです。

 

 

 

 

 

にしてもApple、あまり宣伝もせず急にこんな商品を発売してくるなんて…。

個人的にiPhone11よりも感動するガジェットだと思います。

 

これもうAppleの看板商品にしてもいいレベル。