青春切符で福山へ① | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

’24/01/05

何のイベントもない正月を過ごしたので、休み明けに福山(広島県)へ小旅行をした。青春切符の利用は何回も乗り換えが必要だが3時間半で福山駅に着いた。駅前のロイネットホテルに荷を下ろし、すぐ山側の福山城公園に出かけた。

公園にはお城のほか博物館や美術館が並びサイズ的に半日観光にぴったりだ。どれもが至近なので歩いて回り、それらを全部観ることができた。

 

このうち県立博物館は別称が『草戸千軒ミュージアム』となっており、博物館近くに存在した中世の町, 草戸千軒を掘り下げた単一テーマの珍しい博物館である。草戸千軒の町は滅びて 今は何もないが近年 大規模な発掘調査が行われ、その出土品や関連資料が展示されている。

特に面白いのは 当時の町並みが実物大に復元されていることで、家々を覗き込むと 当時の仕事や衣食住の様子がよく分かり、興味深かった。

一角で十二単(ヒトエ)も展示されていて試着できるようになっていたのを嫁さんは喜んで身に着けていた。ローカル博物館だから混み合うことはなく、2時間も滞在することになった。

 

美術館では人物画をテーマに 内外の作品が展示されていたが、フ~ンという感じで観て回る。時期的な企画として「辰年の年賀状」を市内小中高校から募り、何百枚もの出展作品が並べられていた。芸術的見地とは別に 見ていて面白かった。

同時に開催されていた子ども美術展を見ても、概して今の子は絵がすごく上手だ。描き方やアングルの取り方が子どもの発想の域を超えていて、こんなのは絵を習っていないと無理だ、という作品が多かった。

 

 

草戸千軒の町並みに映える十二単       ふくやま子ども「生きる」美術展