夏の終わりの道東へ ① | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

.
  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

'22/08/29 (曇り)

神戸空港から釧路への便はなく、今回の道東行きは関空回りになった。関空の利用は 5月の福岡行き以来だが、海外が本格的に復活してない現在はまだ利用者が少なく、そのため三宮からの空港バスも 1時間に1本しかなく すごく不便だ。

 

釧路空港から根室まで130 kmあるが、単純に国道を走るのではなく、多少は距離が延びてもいいので 景色の良い シーサイドライン を走ることにした。

最初に立ち寄ったのが厚岸町のあやめヶ原という景勝地。時期が合えばあやめを始め、いろんな花で埋め尽くされるとのことだが夏の終わりの今は枯れた花ばかりで 景色はドドメ色である。野生馬が放たれていて鹿も目にするのはまだいいが、「ヒグマに注意」の看板を見て嫁さんはビビりまくり、早々に退散することに …

 

シーサイドライン は海岸沿いのローカル路線だが、その名称に反し 実際は海沿いより山の中を走る方が多い。しかし 山中の牧草地や海岸の絶壁の景観は素晴らしく、アイルランドと見まがう荒涼としたシーンが続く。道沿いに住居や建築物は何もなく 対向車もないので、非日常の感覚が味わえる。初日は根室の宿まで移動するだけだったが、この シーサイドライン 自体が十分満足できる観光になった。

 

馬が放たれたあやめヶ原             太平洋の荒波に突き出した霧多布岬

 

日本とは思えない シーサイドライン の景観        © Japan Best Road 100