'22/08/29 (曇り)
神戸空港から釧路への便はなく、今回の道東行きは関空回りになった。関空の利用は 5月の福岡行き以来だが、海外が本格的に復活してない現在はまだ利用者が少なく、そのため三宮からの空港バスも 1時間に1本しかなく すごく不便だ。
釧路空港から根室まで130 kmあるが、単純に国道を走るのではなく、多少は距離が延びてもいいので 景色の良い シーサイドライン を走ることにした。
最初に立ち寄ったのが厚岸町のあやめヶ原という景勝地。時期が合えばあやめを始め、いろんな花で埋め尽くされるとのことだが、夏の終わりの今は枯れた花ばかりで 景色はドドメ色である。野生馬が放たれていて鹿も目にするのはまだいいが、「ヒグマに注意」の看板を見て嫁さんはビビりまくり、早々に退散することに …
シーサイドライン は海岸沿いのローカル路線だが、その名称に反し 実際は海沿いより山の中を走る方が多い。しかし 山中の牧草地や海岸の絶壁の景観は素晴らしく、アイルランドと見まがう荒涼としたシーンが続く。道沿いに住居や建築物は何もなく 対向車もないので、非日常の感覚が味わえる。初日は根室の宿まで移動するだけだったが、この シーサイドライン 自体が十分満足できる観光になった。
馬が放たれたあやめヶ原 太平洋の荒波に突き出した霧多布岬
日本とは思えない シーサイドライン の景観 © Japan Best Road 100