「もう一人の杉原千畝」~樋口季一郎中将 | 100回行こう、ヨーロッパ 

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  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

目下 世界中の耳目を一身に集めているのが ロシアのウクライナ侵攻であるが、日本も太平洋戦争終結時にロシアに攻め込まれている。不可侵条約を破棄して攻撃してくるロシアのタチの悪さは今も変わらない。

その際 北方軍司令官としてロシア軍を迎え撃ち、北海道への侵攻を防いだのが 樋口季一郎 中将である。あまり表舞台に出てこなかった人物だが、今 その功績が見直されている。

 

樋口の出身地が 嫁さん家のすぐ近くで、たまたまこの連休中に地元公民館で その功績を紹介するパネル展が開かれていた。地元でも樋口を知る人が少ないためか、展示を観に行ってたのは私らだけだった。

樋口の功績は このロシア軍迎撃だけでなく ’39年にロシア国境で立ち往生したユダヤ人難民2万人を満州国に入国させ 救出したという偉業もある。「もう一人の杉原」と呼ばれる由縁である。

 

北海道の石狩市に2年前、樋口の記念館が開館した。去年 旭川に旅行した際、ぜひ立ち寄って見学したいと思ったが、辺ぴな地であり また時間もなかったことから、希望は果たせなかった。樋口中将は地元が誇る人物であり、皆に知ってほしいものだ。

 

 いずれも展示パネルより