前立腺がんが他に転移していないかを調べるため、追加で2つの検査を受けることになった。一つは骨を診るRIで、もう一つはリンパ腺を診るCTというもの。 これまでほとんど病気をしてこなかった身ゆえ どちらも初体験である。
RI検査の機械は 横たえた体の上に白いボードが迫り 上半身を映していく。痛くも痒くもないが、都合40分間も動かずにじっとしていなければならないのが辛いところ。
CT検査は 点滴みたいに造影剤というのを打たれながら撮影する。腕に注射されるが、また注射か,と体が拒絶する。注射をされている間 ひとり悶えていると、痛いかと訊いてくれる(あまり痛くはない)が、とにかく注射が生理的にイヤなのだ。全神経が注射針に集中するが、こんなとき 空いているもう一方の手を ナースの胸にそっとあてがってくれたら、半分以上そちらへ気がいって紛れるのにと 要らんことを考える。
他にレントゲンも撮影したので、放射線を浴びまくったことだろう。これではがん治療というより がんの促進になってしまう。
これがRI検査の機械