聖徳太子ゆかりの寺 | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

今年が聖徳太子の没後1400年に当たるらしい。そのことを何度か目にしたので、太子が建てた法隆寺へ行ってみることにした。自宅から法隆寺駅までは 1回の乗り継ぎで1時間半、意外と近い。

寺が建つ いかるがの里と聞くと、のんびりした田園地帯をイメージするが、実際は駅周辺や寺に通じる道沿いは新興住宅地になっていて、ごちゃごちゃしている。残念なところだ。

 

法隆寺の境内はすごく広く、ずっと向こうまで見通せる通路に人影はほとんどない。これもコロナの影響なのだろう、何よりも団体客というのを全然見かけない。

木造建築の様式や工法に見るべきものがあるというが、門外漢にはその価値が解らず なんとなく見て廻っただけ。勿体ない話だが、見る目がなければ それだけ底が浅い鑑賞になってしまう。それを補うガイドも今はいない。そして太子を慕おうと思っても 太子像はふだん秘仏として隠されており、拝することもできない。

 

電車が天王寺駅を通るので帰途に四天王寺に寄ってみた。太子によって建立された日本最古の官寺という触れ込みだが、建物に深みがなくテーマパークみたいに見える。 境内に中・高校の校舎があるのもマイナス要素だ。

調べてみると 593年の建立以来、何度も再建されていて 現在の金堂や五重塔は いずれも昭和30年代に再建されたものと分かった。やっぱりなぁ-、大阪市内のど真ん中にあるのだから 兵火や災害は避けられなかったのだろう。

 

 

「法隆寺は世界文化遺産」の碑             五重塔と金堂

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中門、五重塔、金堂が一直線に並ぶ伽藍配置の四天王寺。いまは周りに現代建築が並ぶ