津波跡地を巡る60時間の旅④~多賀城市図書館 | 100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
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  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

6月27日(日):後半

野蒜からの帰りに多賀城駅で途中下車した。それは駅前にある図書館が素晴らしいと聞いていたからだ。図書館は 5年前にできたらしいが、ガラス張りで近代的である。今なお新鮮。

ここは建物内に市立図書館とTSUTAYAが併存している。ここからこっちが無料図書で、あっちが有料図書というようにゾーンが分けられていて、行き来が自由になっている。どう棲み分けているのか分からぬが、何よりも入館者が非常に多く 地域文化の中心地になっているのがよく分かる。

 

図書館の職員に聞いてみたら、TSUTAYAと関わることはなく それぞれでやっていると答えていた。共存すれども統治せずというところか。書架が身長の倍くらいもあるので、あの高い所にある本はどうやって取るねんと聞いたら、お取りしますと応えていたが、そもそも あそこまで積み上げるというのが発想外である。スターバックスやローソンも入っていて、座るところがいっぱいあるのがいい。

 

仙台市内へ戻り、この際にと思って仙台市図書館も覗いてみたが、そこは普通の図書館であった。震災記念コーナーを設けているのが特徴か。 市図書館は複合施設(メディアテーク)の中にあり、その上階で絵画展や写真展をやっていたので ついでに鑑賞した。絵画はアマチュア作品だったが、入選作品といっても やはりプロ作家の絵画には劣る。

 

定禅寺通りを歩いてホテルに戻ったが、ブエノスアイレスみたいに鬱蒼と茂る樹々の街路が仙台のウリ(モノ)か。

 

 

多賀城市図書館の館内(左右とも)