奥の細道~大垣の桜② | 100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

米原を越すとほとんど乗客がいなくなり、マスクを外しても安心だ。関ケ原辺りのローカル駅の引込線にラッセル車が停まっていたが、今冬はほぼ出番がなかったのではと想像する。

車窓から見ると 桜並木は川の岸辺や広場の周囲、大きな工場の囲いに植えられているのが目立つ。整然と植えられたのが満開になっていて、見ているだけで豊かな気分になる。

 

大垣駅に着き、構内の観光案内所で観光マップを貰った。そこには歩いて巡る観光コースが載っていたので、それに沿って歩くことにした。疎水 (水門川) 沿いに次々と句碑が出てくる。それも東北の地を詠んだものが多い。何で? と妙に思ったが、そのうちに 大垣が奥の細道のむすびの地であるという説明が出てきた。句碑はすべて芭蕉の句で、それを辿ることで 「ミニ奥の細道」 を追体験できるという仕掛けらしい。むすびの地は分かったけど、大垣で奥の細道といわれても… が感想。

 

水の都を名乗るだけあって あちこちに湧水が出ている。市街地にある 「いこ井の泉」というところで 持参のポリタンクに湧水を汲み入れている小母がいた。訊くと湧水はとてもおいしく、それを飲むと水道水なんか使えたものでないと。。。 北海道あたりの湧水なら信用できるが 市街地の湧水となると ちょっと… というカンジがする。

 

 

 奥の細道むすびの地に立つ芭蕉の像         水都では市内各所で水が湧き出る