日本人気質は幼児期から醸成される | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

スポーツクラブの水泳教室に通う幼児らは 教室が始まる前にプールサイドに整列し、皆で曲に合わせて準備体操をする。そして同じメニューをこなし 練習を終えたらまた整列して プール(! )に、更に講師に礼をして感謝を表す。

 

保育園では朝の挨拶に始まり、夕は歌と挨拶で終わる。園庭に出る際や給食室に移動する際は列をなして前の子に倣う。遊びはチーム遊びが多く、皆で行動する。そんなとき団体行動を乱す子は叱られ、食べるのが遅い子は急かされる。

 

それらを見ていると、このようにして日本人の意識が形成されていくんだなぁ と感じざるを得ない。その結果、いつも横の人を気にしながら生きていく大人になる。いい面でいうと、ルールを守るし秩序も守る。禁煙といえば どこもかしこも一斉に禁煙になるのが代表例。この度 ラグビーが盛り上がったのは、チームプレイが日本人のそんな心情にマッチしたのかも。

 

学校や社会が 規則を守ることばかり強制することから いい子が多くなったのは確かだろう。しかし皆が型にハメられることで 破天荒で創造的なものが生まれなくなる気がする。自由な行動、自由な発想を促すには 幼児期のしつけや教育から手をつける必要がある。