サンクトでH (ホテル) を出たら すぐにレストランの客引きが絡まってきた。体を寄せてする勧誘が異常にしつこい。こちらが声を荒げても離れず、そのうちにやっと解放された。しばらく歩いていると別ホテルの玄関に立つボーイが何か話し掛けてくる。無視して さらに歩いていたら 通りすがりの女性が、私のリュックが開いていると注意してくれた。見るとリュックが全開になっている。
Hを出る際に閉まっているのを確認したばかりだったので、あの客引きに開けられたのは確かだ。中身を確認したら特に異常はない。そもそも Cashの大半は部屋の金庫に入れてきたし、パスポートと手持ちのルーブルは シャツで覆う腰バンドに納めていたので、貴重品はリュック内になかった。
いわゆる抱きつきスリだったが、初めて腰バンドを着用したおかげで難を逃れた。こんな目に合うのも、ロシア旅行では 市中でのクレジットカードの利用は危ない (だから余分なお金を持ち歩かなければならない) とか パスポートの携帯義務があるというのも要因だ。地下鉄などで一般市民が必ず膝バッグ、前掛けバッグにしているのは油断ならん状況にあるのを解っているからなのだろう。
花嫁2題 ~ よく街角で記念撮影をしている。他人に撮られることを拒まない