7月12日
10時のオープンに合わせ クレムリン宮殿に向かった。入場口に到着するとすごい行列。なんでこんなにいるの?こりゃ1時間コースだと覚悟をきめる。行列の中に日本人が居たら、私らのチケットも買ってもらおうと企む。耳をそばだて会話を聞いて日本人を探す。「ふるさとの訛り懐かし停車場の…」の啄木の気分だったが、結局探し出すことができず、列の最後尾につく。
この長い行列はモノ不足の買出しを経験したロシア人には普通かもしれんが、私らには苦痛だ。そして売りさばきの拙劣さがロシア人だ。
クレムリンに特別の関心があるわけでないが、ロシアを代表する観光地というから、モスクワまで来て立ち寄らないワケにいかない。
途中から雨が降り出し、人出は目に見えて減っていった。それでも じっと我慢の子で列に並び続ける。前後の傘から落ちる水滴が服に当たり 不快な気分で過ごす。結局 入場までに 2時間半もかかった。
そしてクレムリン内部はというと 執務室の見学などできるハズもなく、ロシア教会を 2-3ヶ所回って終わり。あ~しょうもなぃ、二度と来ることがないのを確信して Hに戻った。
苦労して入ったクレムリン内部はこんなもの(右写真)。 この2つの教会内だけを見学した。