ハンガリーダンス ~ 令和旅行はブダペスト⑪ | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

ネットで見つけたハンガリーダンスの公演に行った。 チケットは日本で事前購入していたが、劇場は 『…歩き方』掲載の地図外にあり 行き方がよく解らない。路面電車でテキトーに下りたら ひとつ手前の停留所だったので、ひと駅分歩いてリカバーした。

たどり着いた劇場は 天を仰ぐほどに大きく、“芸術の宮殿”と大層な名前どおりの構えだ。公式スポンサーになっているのか側面に劇場名が書かれたレクサス(車)が館の内外に展示されていた。

 

時間になって中ホールに入場すると 購入席は最前列だった。ステージとの間は50㎝もなく、着席した時のステージ高は肩より低い。こんな目前で踊られたら顔面を蹴られるのでは、と心配した。

いざ舞台が始まると、ダンスは数㍍先に敷かれた板の上で舞われ、顔面蹴りは杞憂に終った。

 

出演は7人の奏者と男女15人ずつのダンサーから成る。男性はリバーダンスに上半身の振りも加わったようなもので 激しい動きである。両手を打ち合わせたり、太ももや脛を叩いたりする。あげくは余ったエネルギーで床を叩いたりもする。その忙(せわ)しなさは 大阪名物パチパチパンチなど足元にも及ばぬ。

一方の女性はというと、フォークダンスみたいに 男性に絡んで踊るのが多い。クルクル回転して長いスカートを巻き上げる。

 

演奏の7人はバイオリンがメインで あとはクラリネットや太鼓など。何か知らぬがピアノの弦をバチで叩くみたいな楽器。これがまた目まぐるしく早い。

ダンスも演奏も一朝一夕で出来るようなものでなく、観る客を唸らせる技巧であった。楽しい舞台で 観にいって得した気分になった。 

   

  “芸術の宮殿”だって                 舞台は撮れないので代わりにポスターを