ローマ遺跡 ~ 令和旅行はブダペスト⑦ | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

嫁さんが「…歩き方」でこんなのを見つけた、といって郊外のアクインカム遺跡を示す。それで今日はそのローマ遺跡を訪ねることにした。数人しか降りない郊外電車のローカル駅からトボトボ歩いていくと 道沿いに遺跡群が現れた。いつの時代のものか知りたいが、施設の案内パンフはハンガリー語だけで英語版はない。そのため全体像がつかめない(ローマ時代というから紀元2-3世紀か)。

 

遺跡観光は博物館と住居跡から成る。博物館の目玉は持ち運び式のパイプオルガンである。鍵盤を弾くと裏面のふいごから送り込まれた空気がパイプを鳴らす構造で 精巧に出来ている。その音色がビデオで再現されていて関心を引いた。

住居跡はその規模において ポンペイには及ばぬもののよく整備されていて、ポイントごとに説明板があった(これには英語が併記されていた)。 地元の小中学校児童が遠足で 2-3組来ていたが、地域の 歴史を知るにはいい教材だ。

 

ほとんど期待せずに出かけたアクインカムだったが、実際は立派な観光地で 興味深かった。遠足の子どものほかにほとんど誰も居らず、ゆっくり観光できた。去年 モロッコで訪ねたボルビリス遺跡は1日がかりだったが、そこよりは手軽で 内容的にも劣っていない。

 

  

  よく整備されて 見やすい遺跡だった