園児と地域の高齢者が交流を図るという事業があった。保育園に10数名の高齢者を招き、3歳児が練習を積んできた劇を披露した。演目は「おむすびころりん」と「こぶとりじいさん」の 2本立て。それぞれが 30分の長丁場で、ピアノ演奏をバックに 歌い踊るミュージカル調。 3歳児はまだ体幹ができていないので、踊りといっても ぴょこぴょこロボットみたいに跳ねる。
30分も続くものをよく覚えられるものだと感心するが、この調子だと英語だって すぐにペラペラだ。大人にはできない芸当だ。観覧のお年寄りには尚更で、ワシだって小さい頃には・・・と遠い遠い大昔に思いを馳せる。
健気に演じる3歳児の姿に、よその子ながら よくやるもんだとお年寄りは目を細める。これが我が孫となると、惜しみなく金を注ぐというのも解る気がする。