アユタヤ観光を終え 歩いて駅に戻っていたら、さっきまで青かった空が俄かに黒い雲に覆われた。そして雨が降り出したと思ったら 2-3分のうちに大雨になった。近くの市場に逃げ込み、店の軒先で雨宿りする。10分経っても 20分経っても止まないどころか 雷鳴が響き雨脚が一層激しくなる。
店は商品にシートをかけ、店先をビニールカーテンで覆うが、雨の侵入を防ぎきれない。そのうちにシャッターを閉める店も出てきた。30分もしたら辛抱しきれない人が雨の中を走りだす。私はカメラを抱えているし、靴も下ろしたてで濡れるわけにいかない。ひたすら雨の上がるのを待つが、何もすることがない。それで目前を行き来する人のヌレ度を判定した。
スーパーのレジ袋を頭にかざし、雨をしのいでいるつもりの ヌレ度3-4もあれば、着衣水泳をしてきましたみたいな ヌレ度10点満点もいる。こうなるとヤケクソというものだ。結局 50分くらいで雨はピタッと止んだ。1時間に100ミリの雨とかを聞くが、こんなのを指すのだろうと想像した。
帰りの列車は2等の切符を求めた。リクライニングになっていて エアコンも付いているが、片道250バーツと 往路(3等) の10倍以上もする。この料金設定も理解しがたい。急行列車は順調に走ったが バンコク駅はすぐそこというところで停まってしまった。結局 15分遅れたが やはり信用ならんタイ国鉄であった。
大雨で外は白くなっている 無事バンコク駅に戻りました