最後の夜~ポルトガルの道⑭ | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

サンチャゴ (デ コンポステーラ)はキリスト教の3大聖地のひとつといわれるだけに、もっと敬虔なところかと思っていたが、町は大きく 店もいっぱいあって 予想外に賑やかな処である。カテドラルの中庭で休んでいると、次々に巡礼者が到着し 歓声を上げている。ホタテ貝を身に着け杖を持つという標準スタイルに対し、巡礼者の格好はまちまちだが、はるばるやって来た, の雰囲気は共通だ。

カテドラルは壮大だが、町の教会の拡大版みたいのもので、観光としては何時間も居られるものではない。サンチャゴの値打ちは そこに至る巡礼の旅にあるのだろう。1時間も滞在せず、また長い距離をバスで帰ることになった。

サンチャゴから帰ってきたら 夜も8時になっていた。朝食の後 ロクに食べてなかったので きちんとしたところで食べようと,食事処を探した。カテドラル近くでいい店が紹介されていたので訪ねてみると 1時間待ちと言われ、川縁まで下りて別のレストランを探す。

オープンテラスの流行っている店があったので入った。席を指定されて座ると、横に日本人らしき女性が一人先客でいた。話しかけるとやはり日本からの旅行者で、東京の某大学の職員だという。
今日の大学事情を聞き、大学勤めもたいへんと知る。楽しい一時を過ごし、帰ることになったがホテルの方向が同じだったので一緒に帰る。
ホテルから貰っていたバーのドリンク券があったので誘ったら、付き合うというので ホテルバーでさらに時間を過ごした。拙い会話しかできない日々にあって、自由に日本語で喋れるぶん会話が弾んだ(か?)。

  
修復中で絆創膏だらけの大聖堂     歩き通した記念撮影

  
 大聖堂の内部               川辺のレストランで日本人旅行者と一緒に