’16/05/04
チチェンイッツァへ行くのに カンクンから往復するより、メリダからチチェンに向かい カンクンに至るのがバラエティに富んでいいのではと考え、メリダを中継することにした。
メリダはユカタン州の州都というが、小さな空港で いかにも地方都市のたたずまい。それだけに飛行機を下り、まっすぐバゲージクレームに進むと既に荷物は並んでいたという迅速さ。
案内所で市内行きのバスを訊くと、空港からバスは出ておらず 700㍍先に停留所があるという。そんな遠い場所は分からないから しかたなくTaxiで市内に向かった。Taxiが走り抜ける市街は 当に田舎町で全然活気がない。目に付くのは学校帰りの中高生だけである。車は とある建物の前で停まり、ここがホテルだと告げられる。
メリダで半日の空きがあったので 市内の観光に出ることにした。「…歩き方」にはユカタン博物館と 市役所の壁画の2つだけが紹介されていた。それで先ず博物館のほうへ行ってみた。歩いて向かう道中に人影はなく、こりゃどうってことない博物館だなと想像したが 実際にそのとおりで、見るべきものは何もなかった。展示室に何人もの監視人が立つが、客のいない監視は辛いだろうと同情する。メキシコでも文化の首都集中が著しい。
次に市役所の壁画を見にいく。1Fと2Fの壁に描かれているが、概して悲惨な暗い絵が多い。壁画はシティの王宮や文部省でも見てきたが、一種の歴史教育を意図しているのだろう。
見るものがないメリダの博物館 休憩したカフェのインテリアがすごい
市役所ホールは立派だが、壁の絵はおどろおどろしい