南京博物院~南京物語⑤ | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

.
  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

南京博物院は北京故宮博物院と並ぶ 中国最高峰の歴史博物館である。中華民国時代に国民政府は 北京の故宮の文物のうち 精品を台湾へ避難させ、それが今 台北で国立故宮博物院になっている

一方 南京には、台湾に運ばれなかった故宮の文物が大量に残り、その大部分が北京の故宮に戻されたが 一部は南京にとどまり、それが南京博物院に展示されている。


中国で 博物館より上位概念の博物院と呼ばれるのは 北京と南京の 2箇所のみと大層に言われるわりに、入場時に交付されたチケットの通し番号は 開館後1時間半も経っているのに #369#370で、多いとはいえない入場者数である。先の北京や西安の博物館が大変な行列だったのに比べ、ここは何の苦労もせずに入館でき、おまけにタダだったので楽チンだった。


故宮の文物の一部といっても 展示品の数は膨大で、時代も6千年くらい前から近代まで続く。それを見ると中国4千年の歴史というのに納得させられる。石器から始まり、土器、陶器と発達し、美術的にも進化していくのが手に取るように分かる。
総合博物館として考古資料の展示だけでなく、映像館や昔(近代)の街並みを復活させたテーマパークみたいなのもある。最新の技術を駆使した映像は新鮮だし、ノスタルジーを掻きたてる街並みに入り込むのは楽しい。


            
........................................広大な敷地に展示館が並ぶ
.   
 展示品もどっさり
  
 ノスタルジーを掻きたてる街並みと SL