中華門と城壁~南京物語③ | 100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

南京の市街を囲む城壁は 周囲が34キロ㍍もあるという。先の西安の城壁は ほぼ正方形で17㌔だったし、北京の万里長城は 何百㌔もあるとはいえ 山の尾根を走るだけに不定形であった。南京の城壁は ちょうど西安と北京の合いの子みたいなスタイルである。

これらどの城壁も壮大で堅牢であり、日本の城とは概念がかけ離れている。


中華門はその南京城の正門だった所で、門とはいえ縦横100㍍以上もある巨大なモノである。25元の入場料を払い 中華門をひととおり見た後、城壁に上がり夫子廟まで歩いた。城壁の上は広い通路で、両脇が塀になっているのは 西安や北京と同じである。しかし両者と違うのは 城壁の上に人が全然いないことだ。天気のいい休日なのになぜなんだろう。


中華門から入って 暫くは 見下ろす城内の街並みがスゴい。明の時代の街を復活させているのだろうか、テーマパークみたいになっている。日本でも昔の街並みを復活させている所はあるが、規模が全然違う。いくつものブロック全部を昔の建物にしてある。そしてヒト気がないというのもスゴい。まだ建設中なのか。

穏やかな日和の下、誰もいない城壁の上を夫子廟まで(5㌔くらい) 気持ちよく歩くことができた。
         
城壁全景図、ほんの一角を歩いた。   中華門は大き過ぎて全体像を写せない

  
誰もいない城壁の上            復活させた明の街並みを城壁から見下ろす