窃盗未遂~BALI BALIインドネシア ⑤ | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

ジャカルタ市内には 道路の専用車線を走るトランスジャカルタというバスがある。博物館へ行くのにそれを使おうと ホームの窓口まで行くと、ICOCAみたいなICカードが必要という。たぶん2度と乗らないバスのために チャージ用カードを買う気はなく、トランスに乗るのは諦めた。それで普通のバスにしようと、向かってきたバスの車掌に 博物館前を通るかを聞いたら、そこは通らないと断られた。 


その時 嫁さんが叫び声を上げ、脇の男があたふたとバスに乗り込み 走り去った。嫁さんのリュックが開けられ、何か盗られたみたいだという。調べてみるとティッシュケースが無くなっていて、チャックの内ポケットに入れておいた財布は無事であった。そのリュックはシチリアでも集団スリに開けられたことがあり、その時も同様に財布は助かった。油断も隙もならんところだが、2度も財布を守った命のリュックである。


結局 博物館にはタクシーで行くことになった。帰りは花笠音頭みたいな馬車で帰ってみようと交渉したら 10万ルピアだという。一瞬お金の感覚が分からなくなり、OKと言ったら 嫁さんは高過ぎるから止めようという。言われてみると、来るときにタクシーで1万ルピアだったのが、馬車になったからといって10万は確かに高い。それで一旦乗り込んだ馬車を降りることになった。


ネシアでは桁数が多いので 料金が10万ルピアの場合、千の単位(3桁)を落としてワンハンドレッドとだけ言う。一方 ルピアを円換算するには 2桁を取る(100ルピア=1)。そのため 言われたルピアを円に換算するのに 頭の中で桁がごちゃごちゃになって 脳がなかなか反応しない。そんなことで ボーッとしていると、すぐ盗られたり 吹っかけられたりするジャカルタである。


  
トランスジャカルタのバスと乗降駅、そしてこんな専用道を走る

花笠音頭みたいな馬車