ジャカルタには現地時間の夜7時に着いた。空から見るジャカルタ市街は NY並みにきらきらしている。暗かったらキレイな街に見える。飛行機が着陸して速度を落としたら、滑走路を犬が走っているのが見えた。小鳥やリスを滑走路脇に見ることはあるが 犬は初めてだ。それで ここはNYでなくジャカルタだというのを認識した。
ジャカルタのハッタ空港は混むので 空港を出るのに2時間くらいかかると聞いていた。それが飛行機を降りて空港建物に入ると 人がほとんどいない。空港職員ばかりがタムロしている。入国ビザをどこで買うのかを身近にいた職員に聞いたら すぐ近くのカウンターを指し示してくれた。そしてその横が入国審査になっていたが、とにかくどこにも客が居ないので 手続きの流れが分からない、訊いて初めて判った。
ATMでネシア通貨を調達し、バゲジを引き取りにいくと、既にコンベアが止まり スーツケースがポンと置かれていた。スムーズ過ぎるというより気が抜ける。
市街へ出るにはバスかタクシーしかないが、既に暗くなっているし、またバスではホテルも見つけにくいと思い タクシーで行くことにした。出口にタクシーカウンターがあって GOLDタクシー、SILVERタクシー、GALUDAタクシーと並んでいる。それぞれ固定料金(制)で指定場所まで運んでくれるもので、GOLDタクシーにプルマンホテルまでと告げると 430,000ルピア(日本円で4300円)という。えらく高いじゃないか。それで隣のGALUDAタクシーにも訊くと2500円でいいという。よし,それで行こうと料金を払い 建物外で待っていたら ランプもメーターもない普通の乗用車がきた。運転手はランニング姿だし、これって白タクちゃうの? と思ったが、既に支払い済みだし しょうがないかと乗り込んだ。
平日の混むときは 市内まで3時間くらいかかると聞いていたのが 週末の夜ゆえスムーズに走り、わずか30分で中心部のホテルに到着した。
運転手は、支払済みの高速料金の扱いを改めて聞いてくるし、高速道路の路肩で車を停めるから 一体何が起きるのかと不安に思ったら 立ち小便を始めるしで、これはきちんとしたタクシーではないと確信した。(でも ちゃんとホテルまで送り届けてくれた)