しんどい経営~昨今の保育園事情③/5 | 100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

保育所には市や町から認可された所と、認可を受けず 勝手にやっている所とがある。認可を受けた保育所は、市から運営を頼まれるカタチだから 収入は管理価格である(規制される)。福祉事業に位置づけられているくらいだから、決してボロい商売ではない。

その点、認可外の保育所は保育料を自由に設定でき、また習い事に力を入れたり、24時間営業したり… と 好きなように保育できる。

それで認可外の保育所が 次々と開設されるが、競争が激しく 経営を軌道に乗せるのは大変である。儲けを考えるなら 介護ビジネスの方がいいだろう。しかし預かるのは 片やピチピチの赤ちゃんで、他方は萎びたお年寄りと 大違いだから、必ずしも金儲けだけが 保育事業を始める動機になる訳ではない。かわいい子どもを相手に仕事をしてみたいと考えるのだろう。

私も若い頃は 赤ちゃんがかわいいなどと思ったことはなかったが、プールの幼児教室や保育所で小さい子を目にする機会が多くなり、最近はそう思えるようになってきた。世間も同様らしく、リタイヤ職業人の集まりであるシルバー人材センターが (認可外)保育事業を始めた事例を 最近2つ知った。ほとんど採算無視でやっている。面白いとり組みだと思うが、可愛がり過ぎて 子どもをワヤにしそうな気ががしないでもない。