'14/02/03
朝から曇りがちで、弱々しい陽射しがある。あまり寒くもなく 予報よりいい天気だ。こりゃゆっくり滑れると 藻岩山スキー場まで来たら おびただしい数のバスが停まっている。学校のスキー授業らしく、こどもがうじゃうじゃ居るではないか。当然リフトも長蛇の列で どうしたものかと思ったが、生徒が並ぶラインと 一般利用者のラインが別けられていて、一般利用者は生徒の列に横入りできるようにされていた。そのため 私らはほとんどフリーパス状態でリフトに乗れたので、学校の生徒たちには申し訳ない気がした。
引率の先生の話では、雪でグラウンドが使えない冬場は 体育の時間を何回か分まとめてスキーの授業に充てるので、札幌近郊のスキー場は 平日はどこもこんな具合に生徒で混むという。平日だから空いているだろうの期待は甘かった。却って大混みであった。
一般のスキー教室と違って 学校の授業は1グループの単位が大きく イワシの群れのごとくである。しかし 学校の授業だけに生徒たちは行儀よく、荷物はゲレンデの隅っこに並べ、昼休みも寒い中、荷を置いた傍らの雪上に 敷物を広げて静かに休憩していた。
どの学校も朝から来ていたが、昼も 2時を過ぎたら一斉に退却して、広いゲレンデがそれこそモヌケの殻になってしまった。スキー場は冷たい風が吹き抜ける寒々しい空間に一変した。