東京では花吹雪になっているのに 関西ではまだ咲き始めとか 5分咲きというのが ネットや新聞での桜だよりである。それで 京都や大阪まで遠出するのは止めた。しかし、家の近くの桜や 通勤の電車から見る沿線の桜は 既にかなり咲いている。それで今日は 安全パイで 近場の桜名所へ行ってみることにした。JR快速で1駅、高校野球でいうなら古豪といえる須磨浦公園である。神戸で育ったら 誰でも1回か2回は遠足に行く公園で、皆が知っている。行ってきましたと 人にいうほどの場所ではない。
自宅から近いので 午後 2時過ぎに家を出た。公園に入ってみたら3000本の桜は満開に近い。新聞では 5分咲きになっていたのに 一晩で満開になったんかぃという感じであった。人出も多く、冬ごもりをしていた虫が 気候が暖かくなって わらわら外に出てくるのを意味する“啓蟄”という言葉がふと浮かんだ。
公園駅を設置している山陽電鉄が 須磨浦公園を起点に "さくらめぐりバス"というのを出していた。近隣の桜名所までお送りしますという循環バスで 1周40分の無料サービスである。せっかくだからと乗ってみた。須磨寺や離宮公園は前からよく知っていたが、妙法寺川公園という(初めての)所が ちょうどTVでみる目黒川の両岸みたいで、咲き誇る満開の桜に見応えがあった。その割には人が少なく、今度機会があればゆっくりと来てみたいと思った。
公園の桜はすでに満開
公園から山上をめざす道には つつじも咲く
山上から桜ごしに街が一望できる
近隣の桜名所を周遊するめぐりバス