NYやパリ、ウィーン、ミラノと有名なオペラ座はいっぱいあるが、ただ外観を見ても面白くない。それでできるだけ入場し、観劇する努力をした。NYのメトロポリタンでは立見席で、スカラ座ではダフ屋からチケットを買って、それぞれ その時に公演されていた演目を観たが、何をやっているのかさっぱり分からず、途中退席した。事前にあらすじを掴んでおかないとオペラ観賞は無理だということを学習し、前もってビデオなどで観ておくようにした。ロンドンで「蝶々夫人」を最後まで見終えたときは、遂に という達成感があった。
ウィーン国立歌劇場では毎年 大晦日に「こうもり」が上演され、入場できない人のために 公演の模様が劇場外部に映し出される。これに二度遭遇したが 1回目の時は、劇場外部の壁に、 2回目の時は屋外設置のスクリーンに投影されていた。厳しい寒さのため 屋外上映の観客は少ないが、いい試みだと思う。
1年前にNYのメトロポリタンを再訪し「魔笛」を観たが、いまや飛行機の機内モニターみたいに各座席に翻訳のテロップが流され、IT技術も進化しているのだと感心した。
(音楽シリーズは次回スキーツアーの後、3回続く)
ブエノスのオペラ座(コロン劇場)
世界3大オペラ劇場として、ウィーン国立、スカラ座、
メトロポリタンが挙げられるが、時にパリ・オペラ座
やブエノスのオペラ座がこれらに代わることもある
La traviata (yahoo画像より)