絶賛ダイエット中の私。
最近、ダイエットのトレンドの中でよく聞くのが「セマグルチド」。
セマグルチドとは…2型糖尿病の治療および長期的な体重管理(ダイエット薬)に使用される、ノボノルディスクが開発したGLP-1受容体作動薬である。 糖尿病治療剤の商品名は、オゼンピック(注射薬)、リベルサス(経口薬)、肥満症治療剤の商品名はウゴービ(注射薬)。
しっかり医師の処方を受けて正しい治療薬として使用する分には良いでしょうが、近年では目的をズレて服用して副作用だったり、本来必要とされている人に薬が行き届かなくなるんではということでも話題になっていたり...
でも、豪ニューカッスル大学が発表した新たな論文によると、一部の食品はセマグルチドと同じ作用を体に及ぼす可能性がある。
それなら薬を使わなくて同等の効果がある食品を摂って副作用がないほうが良いに決まっている。
ただし、体重や2型糖尿病を管理するために医師からセマグルチドを処方されているならその薬はやめないで。
普通にダイエットしたい、健康になりたいという方が、不必要な薬を使わずにセマグルチドの恩恵を享受できる食品は一体何か?セマグルチドの作用は何か?など見ていこう。
セマグルチドの作用とは?
世界初の経口GLP-1受容体作動薬リベルサス(セマグルチド)は、体内にあるGLP-1というホルモンに似た作用を持ち、血糖値に応じてすい臓からインスリンを分泌させて血糖値を下げる糖尿病治療薬。
◯すい臓でのGLP-1の働き
GLP-1は消管ホルモンで、小腸や大腸に存在。
①食事をして、消化管の中に食べ物が入ってくると、小腸からGLP-1が分泌され、その一部は、血液の中を流れてすい臓に。
②すい臓にたどりついたGLP-1は、すい臓に働きかけて、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌を促す。
③分泌されたインスリンは、細胞に作用することで血中のブドウ糖を細胞内に取り込み、結果的に血糖値を低下させる。
また、すい臓から血糖値を上げるホルモンであるグルカゴンの分泌を抑制することでも、血糖値を下げる働きを持つ。
◯体重減少効果
◯血糖コントロール改善効果
セマグルチドの副作用
胃腸障害はGLP-1製剤に共通してみられる副作用。リベルサスのインタビューフォームをみると、日本人が参加した臨床試験で報告された胃腸障害は25.4%だったと。
多い順に
- ・悪心(25.4%)
- ・下痢(10.8%)
- ・便秘(4.3%)
- ・嘔吐(4.3%)
- ・腹部不快感(2.4%)
などとなっている。
ただ単にダイエット目的で薬を服用するのは良くないことは何となくわかったと思う。
では、セマグルチドを使う代わりに食べるべき物は?
単糖類、ペプチドやタンパク質由来のアミノ酸、短鎖脂肪酸などの主要栄養素は、どれもGLP-1の分泌を引き起こすので、このような栄養素が豊富な食品を摂取するのは、満腹感を誘発して体重を減りやすくするGLP-1の分泌量を増やす上で役に立つ。
脂質、食物繊維、タンパク質が豊富な食事をすると満腹感が持続するのは、まさにこれが理由だと言われる。
体内のGLP値を上げたい場合は、何が良いのだろう?
- アボカドやナッツなどの良質な脂質を含む食品
- 卵やホエイプロテインやヨーグルトのような脂肪の少ないタンパク源
- 野菜や全粒穀物をはじめとする発酵性食物繊維が豊富な食品
これらは腸内の善玉菌のエサになり、GLP-1の分泌を引き起こす短鎖脂肪酸を生成する。
最後に、私は医療従事者じゃないので、より詳しい情報が知りたい方は、信頼おける医師に相談してくださいね。
薬に頼る前に、まずはアボカド・ナッツ・卵・発酵性食物繊維の豊富な野菜を摂取することを心がけていきましょう。
無理ない程度にだけど、時には厳しくもしないとだらけてしまうからね。
アラフォーでもがんばる!!!