絶賛ダイエット中の私。
今更ですが、「グルテンフリー」について深掘りしていこうと。
グルテンフリーとは…小麦に含まれるタンパク質であるグルテン、いわゆる「小麦タンパク」を摂取しない食生活のことをいう。
グルテンフリーと言えばダイエット法の1つというのは知られていますよね。でも、本来は「セリアック病」という免疫疾患の治療法から始まった。
セリアック病とは…「小麦アレルギー」のようなもので、体自体がグルテンを受け付けない。患者が無理にグルテンを摂取すると体が拒否反応を起こし、小腸の細胞に悪影響を与えて腹痛・下痢・倦怠感などのさまざまな症状が現れる。
そのため、グルテンフリーは主食を削る「糖質ダイエット」や「炭水化物ダイエット」とは根本的に違う。
それなのになぜダイエット法として広まっているのか？
グルテンフリーが世界中で広まったのは、セレブたちが美と健康のために取り入れたことが話題になった。テニスプレイヤーのノバク・ジョコビッチ選手は、テニスプレイヤーとして伸び悩んでいた時期にグルテンフリーを実践したところ、パフォーマンスが向上し、3つのグランドスラム大会を制し、世界ランキング1位を獲得、テニス界の絶対王者といわれるまでに強くなった。
ということで、現在アメリカでは、たくさんの方がグルテンフリーの食事を心がけていて、スーパーには専用のコーナーがあり、食品だけでなく化粧品やサプリメントにいたるまで、あらゆるグルテンフリー製品がある。
日本では、もともと小麦アレルギーを患っている方が、治療の一環としてグルテンフリーを取り入れた。
そんな中、最近では「小麦アレルギーではないけど、小麦を摂取するとなんとなく倦怠感がある。」「美容」や「健康」に良いのでと広まった。
さて、グルテンフリーはどんな効果があるのか。デメリット・メリットを見ていこう。
[デメリット]
栄養バランスの偏り
グルテンフリーを実践すると、通常の食生活に比べて、食物繊維や、鉄分などのミネラルが不足する可能性がある。グルテンフリーの食生活では、栄養素バランスに注意が必要。
食べられないことへのストレス
グルテンフリーの食生活は、食べられないことへのストレスが増える可能性もある。パスタやうどんなどの麺類、パンなど、米以外の主食には、グルテンを含んでいるものが多くあり、「食べられるものに制限がある」「美味しいものが食べられない」ことで、ストレスがたまってしまうことも。
極端なグルテンフリーにこだわらず、まずはストレスを感じない程度で、食生活に取り入れるようにしよう。
[メリット]
不調の軽減
グルテンフリーは、体や肌の不調の軽減が期待できること。グルテンフリーを食生活に取り入れることで、原因不明の頭痛・腹痛・倦怠感・肌荒れなどが改善した、集中力がアップした、肌がキレイになった、などがあげられる。
セリアック病やグルテン過敏症という診断を受けていなくても、グルテンが体に合っていない可能性があげられる。このような方がグルテンフリーの食生活を続けることで、不調が軽減したと感じられるといわれる理由。
ダイエット効果
グルテンフリーの食生活にはダイエット効果が期待できる。といっても、グルテンを控えること自体に減量効果があるわけではあない。グルテンは主に小麦に含まれており、グルテンフリーの食生活ではパンやパスタ・うどん・ラーメンなどの麺類、ケーキなどを控えるようになるから。
小麦は、白米や玄米に比べて消化が早いため腹持ちが悪く、食べ過ぎてしまうことも多いので、グルテンを控えることが自然と食べ過ぎ防止につながることに。
グルテンフリーの始め方。
１．お米中心の生活
グルテンフリー生活を始めるならお米中心の食生活にすることから。
食生活を見直してみると、朝食でパンやシリアルを食べていたり、ランチでパスタやラーメン、ピザなどを食べていたり、思っていた以上に小麦を摂取していることがわかる。
お米はパンやパスタなどの小麦食品よりも腹持ちがいいため、食べ過ぎ予防にも効果的なんです。
２．成分表示を確認
パンやパスタなどを控えるだけでは、完全なグルテンフリーとはいえない。意外と知られていないのは、醤油や味噌汁にもグルテンが含まれているということ。
知らず知らずのうちにグルテンを含む食品を口にしやすいので、成分表示の確認をする習慣をつけよう。
３．米粉やそば粉を使う
小麦の代わりに米粉やそば粉を使用した食品も多く販売されている。
特におすすめなのが米粉。米粉は吸湿性が高く、パンやピザに使用するともちもち、しっとりした食感になる。腹持ちが良いため、少量でも満足しやすい。さらに油の吸収率が小麦粉よりも低く、揚げ物に使っても低カロリーに仕上がるのも嬉しい。
グルテンフリーが全ての人に当てはまるとは言えないけど、グルテンを控えると糖質制限の方にもメリットがあるので是非無理ない程度にやってみるのは良いことかもしれませんね。
無理ない程度にだけど、時には厳しくもしないとだらけてしまうからね。
アラフォーでもがんばる！！！