今日も猛暑となりました💦

さて、今回は…

咳エチケットという言葉が広がるなど、少しでも咳をすると人の目が気になるこのご時世。
 
風邪が治った後に咳がしつこく残ってしまうことや、喉がイガイガするのも悩ましいものです。

また、声が出づらかったり、喉に痰が絡んだりするのも厄介ですし、慢性的に喉の不調を感じている人もいらっしゃるかもしれません。

そこで今夜は、季節の変わり目や乾燥、感染症の流行時期などに起こりがちな喉のイガイガや咳について漢方の視点で先生から学んでいきましょう。




😷呼吸器系のトラブルの原因!?

咳といっても、ゼーゼーと音を伴ったり痰が絡んだり、咳き込んで苦しさを感じたりなど症状はさまざま。

喉の痛みやつかえ、異物感を伴うときも少なくありません。

先生いわく「原因のひとつとして考えられるのが空気の乾燥。

乾燥は喉や気管、気管支など呼吸器系の潤いを減少させ、咳や痰の原因につながります。

また、風邪を引いた後などに呼吸器系が敏感になっていると、些細な刺激で咳が出ることも。

さらに、呼吸器系に炎症が起きているときも、痰が絡んだ咳が出やすいです。

そういった呼吸器系のトラブルを、漢方では五臓の『肺』が関係していると考えます。

肺は、呼吸などの気の流れをスムーズにする働きで知られています。
 
エネルギーや水分を体のすみずみまで行き渡らせたり、汗として体の外に出したりする『宣発(せんぱつ)』や、代謝したものを下におろす『粛降(しゅくこう)』と呼ばれる働きです。

他にも、肺は肌や髪の毛を潤す機能も担っています。

これらのバランスが崩れることによって、咳が生じると考えます。」とのこと。


😷喉を潤す食材は?

声を使う場面が多い仕事をしている方や、喉に不調が出やすい方は、普段から喉を健やかに整える食材を意識して口にするといいようです。

先生いわく「中でも身近で手に入りやすいのは、はちみつです。

殺菌力や抗菌力の高いはちみつは、昔から天然の咳予防食材として重宝されてきたといわれています。

レモンとはちみつを炭酸で割るはちみつレモンソーダや、紅茶にはちみつを加えるはちみつ紅茶など、甘みを出したい時に取り入れるのがおすすめです。

※ただし、1歳未満のお子さんの場合、ボツリヌス症を起こすことがあるため、はちみつを口に入れることは厳禁です。

また、喉の粘膜を潤しながら、咳のつらさを和らげる働きが期待できる食材が、梅干しです。

梅に含まれているクエン酸は疲労回復にも役立ち、カラダを潤しながら風邪予防ができるでしょう。

梅干しとかつお節を混ぜて醤油で味付けした、梅かつおをご飯の上にのせ、お湯を注ぐ梅茶漬けもおすすめ。

体調が優れない時もサラサラと食べやすく、栄養価も高いので試してみてください。」とのこと。


また症状の辛さによっては、咳や喉の症状に合わせて、賢く漢方薬を活用しましょう。

咳の種類や喉の違和感によっては、漢方薬が効果を発揮してくれます。

それぞれの特色を知って、暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか?!🍀