明日からは晴れそうです🌞


さて、今回は前回の続き。

腎を養生して、これから迎える冬を元気に過ごす為のお話を、今夜も料理研究家さんから伺っていきましょう。




⛄腸内環境も整えて元気に

前回学んだ冬に向けての腎の養生の他に、気をつけたほうがいいところもあるようです。

「腸をきれいに保つことですね。

人間の免疫細胞の6~7割は腸の中で生きているといわれています。

体内に侵入してきた病原体であるウイルスや細菌の働きを食い止める役割を果たしています。

それら腸内の免疫細胞は良質な善玉菌と呼ばれる腸内細菌で強くなります。

腸内細菌の働きを高め、免疫細胞の活性化につながれば免疫力を高めることになります。

しかし、冬はどうしても寒さから全身の動きが鈍くなるうえ、運動不足になると腸の動きが鈍くなります。

そのため、ほかの季節よりも冬は便秘に悩む方が多いようです。

昔から中国では特に冬に繊維の豊富なものを食べて腸を動かしながらきれいにするよう伝えられてきました。

冬の間に腸をきれいな状態で維持しておくと元気に春を迎えられ、病気の予防になるともいわれています。

また、春先から悩む方が多い花粉症の原因の一つは腸内環境にあるといわれています。」と研究家さんは話します。


では、そんな腸内環境を整えるためにはどのような食材をとればいいのでしょうか?


「おすすめは納豆やみそ、ヨーグルト、キムチ、チーズ、ぬか漬け、お酢など、さまざまな発酵食品を毎日とることです。

発酵食品の中には善玉菌である乳酸菌などの餌になるものが含まれています。

また、調味料でも工夫ができます。

料理にはしょうゆよりもみそ。砂糖よりもみりんや甘酒などの発酵食品を使うのもお薦め。

そして、発酵食品に加えて、食物繊維が豊富な食材もしっかりとりましょう。

食物繊維は腸内の掃除をして腸内のバランスを保つことを助けてくれます。
 
例えば…
ゴボウや豆類、イモなどは不溶性食物繊維が豊富で、腸を刺激して便通をスムーズにします。

あと、玄米や雑穀もよいと思います。

他に、バナナやアスパラガス、カボチャ、キャベツ、山芋、納豆、海藻類、キノコ類は水溶性食物繊維が豊富で、腸内で水に溶けて有害物質を体外へ排出することを助けてくれます。

また、腸内の潤滑油として油分も必要。

便を上手に排出するための脂分です。

そして生活習慣では…

腸内環境のためにも激しい運動は避けて、軽く汗をかく程度の運動はなさっていただきたいです。

中国語に『以静養生(イージンヤンション)』という言葉があります。

『冬は静かに過ごして養生をしなさい』という意味で、激しい運動や疲労を避け、やがて迎える春のためにエネルギーを養うことが大事だということです。」と、研究家さん。


他に研究家さん自身、冬に実践されていることとして、早寝遅め起きをされているのだとか。

中国では冬場はほかの季節よりも早く寝て、遅めに起きて、十分な睡眠時間を確保することが好ましいとされているのだそう。

昼が短く夜が長いという冬のリズムに、人間も合わせることが自然だという考え方。

気温が低くなると血の巡りが悪くなり、血管も詰まりやすくなります。

さらに乾燥も進むので血管ももろくなります。

中国では昔から1月後半と2月前半に脳梗塞や心筋梗塞が増えると考えられていて、朝の起床時はすぐに起き上がらないよう教えられているのだとか。

できれば座ったままで、まず少し血の循環をよくすること。

そのあとでうがいをして、体温よりやや熱い水を飲みます。

そのあとさらに、窓際で太陽を背に浴びます。

その際、肩甲骨の下あたりを温めると冷え性の改善になると教えもあるようです。

また、両手の裏側も日に当てるとよいとの教えも。

手足の裏側に神経が走っているので、日を浴びることで一日冷えにくくなるからなんだとか。

朝方の日差しは一日で最も陽の気が強いと考えられてます。

日を浴びることは骨も丈夫にしてくれますし、体内時計やホルモンを調整してくれるほか、精神状態も安定するといわれています。

寒く感じたら、両手をこすって温めてから腰の後ろをさすって腎臓を温めたり、就寝する前、太ももや足裏を自分でもんだり。

もし時間があれば、入浴時にリンパや下半身をさすってみるのもおすすめ、と研究家さんはいいます。

手軽なセルフケアも取り入れて、元気に冬を乗り切りましょう✊