夕方から風が強くなってきました🙄

さて、今回は…

最近、物忘れやミスが多いなと感じたことはありませんか?!

もしかしてそれは、集中力や注意力が低下しているからかもしれません。

物忘れというと、認知症や加齢が原因となっていて、歳を重ねたら発症するものというイメージがありませんか?!

しかし一方で、脳がストレスを受けて認知機能が一時的に低下した『脳疲労』による物忘れは、若い人も働く世代も、誰にでも起こり得るものなんだそうです。

そこで今夜は、認知症や加齢によるものではない『うっかり物忘れ』とはどのようなものなのか、それぞれの違い、脳疲労の原因と対処法などについて専門家から学んでいきましょう。



🙄うっかり物忘れをする原因は?

集中力や注意力の低下からうっかり物忘れをしてしまう原因の一つとして、脳疲労が考えられるといいます。

専門家いわく「脳疲労とは、過剰な情報やストレスを受けることにより脳が正常に機能しなくなった状態(例えば、認知機能が一時的に低下した状態など)のこと。

認知機能が低下すると、ミスの増加や情報処理のスピード、正確性の低下などのいろいろな悪影響が起こります。

2024年に協会が行った調査結果から日本の人口換算を行うと、3,637万人が高頻度の疲労状態にあるということがわかりました。

脳疲労について調査を行ったわけではありませんが、高頻度の疲労状態にある人の多くが、脳疲労の状態にあると予想されます。

こうした背景にあるのは、現在のスマートフォン(以下、スマホ)、パソコンを使った業務やゲームなど、日常的にデジタル機器を多用する環境です。

情報を大量に、絶えず処理し続けているために、脳が疲れる状態に陥りやすいといえます。

また、活動・労働時間が長く、睡眠時間が短くなったり睡眠の質が低下すれば、疲労が回復せずに、さらに脳の働きに影響するという悪循環が生まれるのです。

このような状態が続くと、脳が過活動となり、集中力や判断力が低下する可能性があります。

それにともなって、以下のような変化が見られるといわれています。

・書類作成などの作業に時間がかかる
・パソコン業務に集中しづらくなる
・うっかり物忘れをするようになる
・記憶力が落ちてきた感じがする
・仕事への意欲が低下してくる

脳疲労は、体の疲れとは違って、知っていないと自覚しづらいのが特徴の一つ。

特に仕事で忙しく、心に余裕がない場合は、自分の脳疲労に気づかないまま無理をし続けてしまい、うつ病などメンタルヘルスのトラブルへと発展する恐れがあります。


🙄脳疲労・加齢・認知症による物忘れの違い

脳疲労などの影響によって、集中力や判断力が低下して物忘れが起きるというのは前述の通りですが、このとき、脳内ではどのような反応が起きているのでしょうか。

過度なストレスを受けると、副腎皮質ホルモンが過剰分泌され、例えば体内のコルチゾール※が増加します。

その結果、脳の中で記憶や学習をつかさどる部位、海馬(かいば)の神経細胞の生成が阻害されて、新しい記憶を保持する機能に影響が出ます。

また、海馬は情動をつかさどる、扁桃体(へんとうたい)とも神経ネットワークを形成し、影響を及ぼすことが知られています。

それらの症状として、抑うつ気分や興味・関心の衰退、思考力の低下が現れ、頭が働きにくくなって物忘れが生じることがあります。

※ストレスによって体内に放出され、ストレス反応を引き起こすホルモンを、ストレスホルモンと呼ぶ。
コルチゾールは代表的なストレスホルモンの一つ。

また、副腎皮質ホルモンの過剰分泌は、セロトニン神経系の働きを抑制することが知られています。

これは思考、創造性、判断、感情のコントロールなど、いわゆる認知機能に関わる、脳の前頭葉(前頭前野)機能の低下とも関連しているといわれています。

では、加齢による物忘れ、認知症による物忘れ(記憶障害)とはどのように違うのでしょうか。


●加齢による物忘れ

加齢による物忘れは、老化に伴って脳の萎縮が病的に進み、徐々に認知機能が低下することによって起こりうるもので、歳をとれば程度に差こそあれ、誰もが気になり始めることです。

加齢による物忘れの場合
・朝ご飯に何を食べたのか思い出せない
・思い出すのに時間を要する
といったように、体験したことの一部分を忘れるのが特徴。

指摘されれば思い出せることも多く、日常生活や社会生活に支障をきたすほどではないため、適切な脳トレーニングを行うことで良く、特別な治療は余り行いません。

 
●認知症による物忘れ

認知症は、アルツハイマー病などを要因とする疾患です。他にも、脳梗塞や脳出血などによって起こる場合もあり、年齢を問わず発症することがあります。

認知症による記憶障害の症状としての物忘れは、いつ、どこで、何をしたか?という出来事や体験したことすべてを忘れることが特徴。

朝ご飯の内容だけでなく、『朝ご飯を食べたこと』自体を忘れてしまいます。

また、アルツハイマー型認知症では特に昔のことは覚えていますが、短期記憶が保持できなくなってくることも特徴です。

本人は忘れていることさえ気づかないケースも多く、徐々に進行すると日常生活や社会生活にも支障をきたすことも。

根本的な治療は確立されていませんが、初期段階で治療を始めれば、症状の進行速度を遅らせるアプローチが可能です。

このように、脳疲労による物忘れ、加齢による物忘れ、認知症による物忘れ(記憶障害)は、それぞれ原因や物忘れの特徴が異なります。

ただし、自身や周囲の人がどの物忘れかを判定するのは難しいため、症状が疑われる場合は早めに医療機関を受診しましょう。」とのこと。

次回は、脳疲労が蓄積する原因についてからみていきましょう🍀