長らく歴史を学び続け、現実の目の前の政治と関連付けて、このような記事を書く時が来ていることに、実に不思議な気持ちを感じています。
現代なのか、幕末なのか、・・・・ドラマ「JIN」が大ヒットするわけです。
この情報化社会では、私が得ている/学んでいる情報は、皆がその気になれば書籍やネットですぐに手に入ります。もはやタブーでも何でもないのです、実は。
ただ、多くの民が長年「ええじゃないか」の風潮に流されていたために、その感度が少し落ちていただけです。今回の大震災で、皆の瞳孔が開いたのだと思います。
幕末に暴れまわった方々は、その点を心して、策に溺れず、今度こそ自重して頂きたいものです。同じように多くの民意を軽視して振る舞ったら、現代では賢民の存在が「共生」の大きなうねりになって、きっと跳ね返されると思います。
今度は、皆が、「龍馬」なのですから。
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幕府の「開国」への動き・努力に反対し、
「攘夷」という公約をかかげ、
藩毎に英国等を相手に戦争を仕掛けて戦い、
両方の敗戦の賠償金を幕府に肩代わりさせ、
今度は、その英国の後ろ盾を受け、
「開国」の方針に転じ(「攘夷」の公約を降ろし)、
自分たちが主導するために「武力討幕」をしかけ、
最後には「勅命」としてしまう。
戊辰戦争を始め、会津(東北)・函館まで激化させる。
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歴史を長年学んでいると、最後の「勅命」が無ければ、この流れはクーデターそのもののような気がしてきます。
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高杉晋作氏は一人の英傑でしょう。しかし高杉氏を尊敬して止まない首相は、高杉氏が上記の英国との戦争で敗戦して、その賠償金を幕府に付け替えてしまったこともご存知だと思います。(弁術ですね)
そして、たとえ孤立しても、最後まで諦めないで戦い抜けば「小が大を倒す」ことを、高杉氏の生き様を通じて、信じていらっしゃる気がします。
当時の薩長、特に長州は英国の支援を受けて回復したのです。
(そこで龍馬が「武器の提供」等の重要な役割を果たしたことは、最近ではテレビにも多く出てきます。「JIN」では、「大政奉還」で戦乱を回避する動きが素晴らしく描かれていました。)
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さて、現代の首相は、この劣勢で、何を待っているのでしょうか。
そこが非常に気になります。
一市民が知りえる情報では、読み切れませんね。
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本当に、私見ですが、多くの政治家・為政者(官僚・米英も含めて)たちは、この情報化社会の広がりを軽視しすぎていたと思います。米国でも民が政治(戦争)を懐疑的に見るようになっているようです。
何度も申し上げますが、賢民の度合いがグローバルで飛躍的に高まっています。違和感のあるシナリオ(公約の変転も含みます)には、賢民は鋭敏に反応し、それが長い間続くと、無言なるも、圧倒的な「いいかげんにしなさい!」パワーが蓄えられるでしょう。
街々の男性にも、女性にも、子供にも、蓄えられます。
グローバルにも、国内的にも、為政者の作為的な操作は、もう見たくありませんし、通じないと思います。
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国内的には、つい最近、「桜田門外の変」が映画化されました。唐突感が高いです。
きっと、「すべては幕府の弾圧から始まった」、ということを主張されていらっしゃるのだと感じます。
そういうこと(=突然の映画化等)も含めて、賢民はその意図をよく見ています。
この情報化社会は、「作為」に反発する時代でありますこと、お忘れなきよう、願いたいものです。
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為政者が驕ってはいけません。
IT・通信革命も、明治維新の産業革命も、「民を豊かにつなげる」ための陰・脇の存在と認識すべきですね。
それが、「民主」の考え方でしょう。(2大政党のどちらにも民主は入っているのですから)
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時代が求めているのは、「江戸泰平の共生」だと思うのですが・・・・・。江戸の街も、大阪商人も活き活きとしていたはずです。
あの高名なアインシュタイン氏も、1920年代ですが、西洋化されていない部分の日本を賛美していました。
これから何が起こっても、賢民の「一勢力だけの詭弁を見抜く、幸せを願う共生の眼力」を信じましょう。信じ合いましょう。