母なる大地があり、その存在に感謝して、私たちは豊かな気持ちで生きていける。
人間も同じであろう。 母性、その存在は限りなく大きい。
資本主義は教義としては大切だけれども、「心無い運用」がはびこると、富の一極集中を生み、それを守るための組織をつくり、地位を貪る人々が横行する。
アップル社/ピクサー社のスティーブ・ジョブズ氏が無給で経営活動に奉仕したり、マイクロソフト社のビル・ゲイツ氏が社会貢献活動に巨額の寄付をするなど、「心ある資本主義の成功者」が、日本には少ない。
成功者の証として、富と地位だけを目指して血相を変えて迫る。そのためなら、心無き手段を使ってでも、他人を貶め・蹴落とすことに何の躊躇い(ためらい)もなしに突き進んでしまう(=「貧相なプロセス」)。
それを助長するがごとく、貧相な富や地位に媚びて、擦り寄る人々も数多く存在する。男性にもいるし、女性にもいる。彼らの存在が、「貧相のプロセス」を一層加速させる。
「お金があれば、何でもできる」と公言して憚らない貧相な人々に、欲望をコントロールする自制を失った多くの人々が群がり、社会の空気を濁らせてゆく。
こころが叫んでいる、
「人間は、そんな貧相な生き物ではない。」
「どこに私たちの豊かな感性を蘇らせてくれる場所はあるのか。」
、と。
もし、多くの人々が、次のような言葉を多くかけられて育てられたら、人々の感性は蘇るのではないだろうか。
「人の道を誤ることなく、プライドを持って生きるんですよ」
「人にはそれぞれ「分」、「役割」がある。その「役割」を見つけて、世のため、人のために尽くしなさいね。」
「自分のよからぬ心を、きちんと抑えなさい。自分を律する力こそ、大人として大切ですよ。」
「個性とわがままは違う。社会的な道徳を身につけたうえで、個性は磨かれ、発揮されるのです。」
「周囲の皆と仲良くするのですよ。でも、悪い人々には関わってはいけません。すぐに、離れなさいね。」
「何か、間違ったことがあったら、すぐに教えなさい。解決に向けて、一緒に考えるから。」
「あなたは、私たちの子供です。プライドを持って生きなさい。」
「私は、あなたを見守っていますよ。」
「いつでも、相談にきなさいね。」
そして、
「お母さんは、あなたを愛していますから。」
、と。
子供を受け入れ、「こころ」を育てることの大切さ。
まず大切なのは、そういう「母性」。
その後、威厳とプライドを持った父性が、背中を見せて、こどもを責任を持って育てる。こどもに強さが身につく。
学業で知力を磨くことに努力することは、「母性、父性による育成」の後に来る。
母性の復活。
普遍的な原点の大切さを、改めて認識し直したい。