HRC GROM 復活整備 | ツッタニブログ

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療養中に体重が7kg増えました。

おかげで回復は早いです。



皆様、こんにちは。


鎖骨骨折から1ヶ月半が経ちましたが、やっとエンジンが持てるくらいにまで回復したので整備…というか修復です。



小さいガレージですが療養中に模様替えして整備し易くしておきました。



それでも狭さを感じますがミニバイクでしたら充分です。




フロント周りの破損が気になったので先ずはハンドル周りを外してみました。


メーターが傾いているのでメーターステーの修正からですかね。




トップブリッジは29mmのソケットで外せます。



メーターステーを外す前に忘備録。

ハイスロやブレーキメッシュホースは純正と同じ取り回しでは無理だし、ハンドルの位置に合わせてほぼワンオフに近い取り回しているので忘れないように撮影保存。




メーターステー外しました。

全体に歪みはなく、メーター部分だけグニャグニャです…



プレス機は導入していないので万力で修正しました。




ステムの曲がりチェック。



平面ガラスは歪まないので載せてみてカタカタ動かなければ曲がりは無い筈です。


トップブリッジも曲がりチェックしたいのですがステムのように平面がないので皆さんどうやってチェックしてるのでしょうか?

良い方法がありましたらコメント欄で教えてください。


ステム周りのグリスを拭き取って某社製のイモグリス。15年くらい使っていますが全然減りません。




ステムナットの締め込み具合は人それぞれありますので、ここでは割愛。僕は規定トルクでは締め付けていません。

トップブリッジのナットを締め込む前にフォークのチェック。



GROMのフォークはあまりバラしませんが、今回は転倒後という事で曲がりが心配だったので全バラにしてインナーチューブをチェック。


GROMのフロントフォーク分解はコチラをご視聴ください。


目視での簡易チェックではキチンと測れないし、甘えが出るのでダイヤルゲージを使ってしっかり測りました。アクスルシャフトもよく曲がるので転倒後は必ず測るようにしています。


組んでフォークオイルを入れて一晩放置。

7月なのに35℃を超える猛暑日が続いているので今回は硬めのフォークオイルを入れました。


HRC GROM Cupのレギュレーションではフロントフォークの仕様変更はフォークオイルの変更とインナースプリングの交換、イニシャルアジャスター追加くらいしか出来ないのでフォークオイル選びは重要です。


今回は手持ちのフォークオイルにしました。

speedHeart F1030

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夏意外は好みの粘度をブレンドできる

speedHeart F000とF150を使用しています。

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フォークオイルの選定はGROMではシビアになりますが、一度大体の粘度が決まれば油面以外はそんなに頻繁に交換する必要はない(勿体無いし)ので、僕は劣化が少ない出来るだけ良質なフォークオイル、エステル配合のspeedHeart リバーレを使用しています。



フォークが完成したらリハビリがてらサーキットに行く予定です。