HRC GROM タイヤを選ぶ | ツッタニブログ

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HRC GROMは2022年からダンロップタイヤのワンメイクレースで開催されます。


ダンロップワンメイク、つまりダンロップのタイヤしか使っていけないというルールですが、ダンロップタイヤなら何を使っても良いという訳ではありません。




使用が認められているタイヤは以下の通りです。

ドライタイヤ
TT93GP PRO
KR337 PRO

ウェットタイヤ
KR345




多くの12インチミニバイクレースでも使用されているのがTT93GP PRO


フロントは100/90-12サイズで一択。
リヤはサイズこそ120/80-12の一択ですがコンパウンド(タイヤの硬さ)がソフト/ミディアムソフト/ミディアムの3種類から選択できます。
TT93GPはPROが付いていないTT93GPがあり、GROM用130サイズもありますが、こちらはGROM Cupレギュレーションでは使用が認められていませんので注意が必要です。
TT93GP PROは一般公道でも使用する事ができます。




一方、一般公道で使用できないレーシングタイヤはKR337 PROです。

ミニバイクレースでは100km/h以上でのレースで推奨されていて、ロードコース(ツインリンクもてぎ、鈴鹿サーキット等)を走行する際は推奨ではなく指定になっています。
100km/h以下のサーキットでは使用していけない訳ではないので、低中速サーキットから高速サーキットまで使用できる(好みによりますが)万能タイヤになるでしょうか。

サイズはフロント100/485-12。リヤは120/500-12130/490-12の2種類から選択できます。



ウェットレース用タイヤはKR345

サイズはフロント100/485-12でリヤはKR337PRO同様に120/500-12130/490-12の2種類から選択できます。



ブリジストンタイヤは公道でも使用できるBT601かレーシングタイヤS01,S02の2択で、GROM Cupではレーシングタイヤを好んで使っている方が多かった印象です。

ダンロップタイヤになるとフロントタイヤはKRかTTの2択。リヤタイヤにおいてはTT93GP PROであれば3種類のコンパウンドから。KR337PROは120か130の2択、計5種類のタイヤから好みや気温•路面状況に応じて選択できるようになり、車両があれば気軽に参戦できるミニバイクのストック車両ワンメイクレースではありますが、良くも悪くもよりプロフェッショナルな傾向になっていくのではないかと感じています。




僕自身はTT93GP PRO、KR337 PROのサイズ違いやコンパウンド違いの数種類を実際に使用してみて、2月に開幕する関東ロードミニ選手権から使用するタイヤは決めていますが現段階で明言はできません。
シーズンが進んでレースを消化していけばこっちの方が良かった、この場合はこっちは厳しいかも…といった状態になると思います。

その時にあらためて仕様を公開できればと思っています。