昨日、人吉市議会６月定例会が閉会しました。
結果的には、全部の議案が可決されました。私も全ての議案に賛成しました。
今議会で特に審議が長引いた案件がくまがわ下り株式会社に対する貸し付けに関することです。これは、市が無利子無担保５年据え置き２０年返済で３５００万円の貸し付けるというものです。経済建設委員会に付託され、これまでにないぐらい時間をかけて審議されました。
結論から言いますと、賛成多数で可決されました。新・九州相良クラブの村口隆議員も委員会で賛成されています。この案件は、追加議案として提案され、民間では考えられないくらいの条件での貸し付けとなっており、一般質問で議論も出来ず、内容に関しても到底受け入れられるものではありませんでした。村口隆議員とも何度も打ち合わせを行い、考えを伝え、委員会の中でも村口議員はたくさんの質問をされました。そのようにしっかりと審査をされた中で賛成をしたのですが、その理由は、くまがわ下り株式会社が社内改革を行われ、自ら血を流し、業績が上向いているからです。とても頑張っておられるのを足を引っ張るのではなく応援したいと思いました。
今回の判断は、本当に難しいものでした。数字だけを見ると、民間では到底考えられない。しかし、頑張っておられる。迷いに迷った末、私たちは「人の想い」を選択しました。今回の貸し付けは、最初で最後だと思っています。くまがわ下り株式会社には、是非、頑張ってもらいたいし、私たちも精一杯応援し、くまがわ下りを守っていきたいと思います。