中高一貫教育 | 松岡隼人オフィシャルブログ「てらブロ」Powered by Ameba

 7月5日、6日は、会派で視察研修に行って来ました。

まずは、宇土中学校、宇土高校の中高一貫教育をご報告します。

 熊本県立宇土中学校は、平成21年4月に、熊本県初の併設型中高一貫教育校としてスタートを切りました。熊本県では、現在、八代と玉名でも中高一貫教育を行っています。



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 競争率3倍弱の選抜試験を勝ち抜き、80名の生徒が入学しています。高校は、無試験の80と、高校入試を勝ち抜いた160名で構成されています。

 宇土中学校の特徴は、やはり、学力。県学力調査では、県平均を20ポイント上回り、偏差値は、年々向上しているとのことです。また、時に応用問題に強いということでした。

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 学習の充実はもちろんのこと、人間力・生きる力の育成として、野外活動、地域学、キャリア教育も充実しています。余談として、全ての生徒は、魚の三枚おろしができるとのことでした。また、科学研究や英語暗唱、作文、書道関係、美術関係でも力を発揮しているとのことでした。

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 私が、人高時代に国語を教えていただいた、校長の越猪校長先生をはじめ、副校長先生や教頭先生に懇切丁寧にご説明をいただきましたが、一番印象に残ったのは、地元や地元出身の教育に対する熱心さです。はまりが違いました。こんなに素晴らしい学びの環境が整っていることを大変羨ましく思いました。

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 人には、長所と短所があり、長所のばすと言う意味では、素晴らしいと思いました。

 私は、今回、中高一貫教育が地元中学校に与える影響について一番知りたかったのですが、その調査は、まだ、出来ていないということでした。地域の成績優秀者が公立中学校から抜けるわけですから、全く影響がないということはないと思いますが、公教育としてどうなのかと言うところに興味関心があったのですが、それを解決するまでには至りませんでした。

 人吉での中高一貫教育。どうでしょう?これまでどんな議論がなされたのか?そして、どのような結論が出されたのか?調査してみます。